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聖書の11番目の書 ― 列王記第一『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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8 (イ)ソロモンはどのようにして神殿の建築を行ないますか。その特徴の幾つかを述べなさい。(ロ)さらにどんな建築計画を遂行しますか。
8 ソロモンの神殿(5:1-10:29)。ソロモンはその父ダビデに対するエホバの次のような言葉を思い起こします。「わたしがあなたの代わりにあなたの王座に就かせるあなたの子が,わたしの名のために家を建てるであろう」。(5:5)そこで,ソロモンはそのための準備をします。ティルスの王ヒラムは,レバノンから出る杉やねずの素材を送ったり,熟練した働き人を提供したりして援助します。それらの人たちと,ソロモンが徴用した働き人たちが一緒になって,イスラエル人がエジプトを去ってから480年目,ソロモンの治世の第4年にエホバの家の工事を始めます。(6:1)建築現場では,つちや斧,あるいは他のどんな鉄製の道具も使用されません。というのは,石はみな,組み立てるために神殿の敷地に運ばれる前に,石切り場で用意され,寸法に合わせて整えられたからです。神殿の内部全体は,まず壁は杉で,床はねず材で覆われ,それから金が美しくかぶせられます。ケルブの姿を刻んだ二つの像が油の木で造られます。それらは各々高さが10キュビト(4.5㍍),翼の端から翼の端までがやはり10キュビトあって,一番奥の部屋に置かれます。ほかにも,やしの木の模様や花と共にケルブが神殿の壁に刻まれます。ついに,7年余りにわたる工事の後,壮大な神殿が完成します。ソロモンはその建築計画を続行します。つまり,自分自身のための家,レバノンの森の家,柱の玄関,王座の玄関,およびファラオの娘のための家を建てます。彼はまた,エホバの家の玄関のための2本の大きな銅の柱,中庭のための鋳物の海と銅の運び台,それに銅の水盤と金の器具を造ります。c
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聖書の11番目の書 ― 列王記第一『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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11 ソロモンの富と知恵はどれほど大きなものとなりますか。
11 ソロモンは二つの家,つまりエホバの家と王の家を完成させるのに20年を要しました。今や,彼はその領地の至る所に多くの都市を建て,遠い国々と交易を行なうために使う船も建造しはじめます。
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