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全地で宣べ伝えて教える2008 エホバの証人の年鑑
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ソロモン諸島
サン・クリストバル島のエミリーは,自分の住む区域でただ一人の証人であり正規開拓者です。20件の聖書研究を司会しており,そのうち姉妹の両親を含む3人はバプテスマを受けていない伝道者になっています。インターナショナル・サーバントのランスとダイアンは休暇を取り,人で混み合う小さな貨物船に14時間乗って,記念式のためにエミリーを援助しにやってきました。ランスはこう伝えています。「到着した時,何よりも眠りたかったのですが,村の長をまず訪ねるのがよいと考えました。そこに来た目的を説明すると,長はこう尋ねました。『まだ招待を受けていない人がたくさんいるが,その人たちも出席していいのかね』。わたしたちはにっこり笑って,ぜひどうぞと言いました。
「記念式の時間が近づいても,二人の女性と何人かの子どもが席に着いているだけでした。しかし,多くの人が遠慮がちに木立の間にいるのに気づき,すぐに近づきました。暗くなると,小型発電機を使って明かりをつけました。記念式の話が始まり,皆が注意深く耳を傾けました」。話を聞いた人は約130人で,その中にはセブンスデー・アドベンティストの聖職者もおり,「新世界訳」の聖書を1冊欲しがりました。自分が使っている聖書よりずっと分かりやすいということです。この特別な集まりで5件の新しい聖書研究が始まりました。
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全地で宣べ伝えて教える2008 エホバの証人の年鑑
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[64ページの図版]
ランス,ダイアン,エミリー
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