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世界を支配するのはだれかダニエルの預言に注意を払いなさい
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間もなく実現する永続的な支配
36,37 (イ)「人の子のような者」とはだれのことですか。その者は,いつ,どんな目的のために,天の法廷に現われましたか。(ロ)西暦1914年に何が設立されましたか。
36 ダニエルは感嘆して,このように言います。「わたしが夜の幻の中でずっと見ていると,見よ,天の雲と共に人の子のような者が来るのであった。その者は日を経た方に近づき,彼らはこれをその方のすぐ前に連れて来た」。(ダニエル 7:13)イエス・キリストは地上にいた時,ご自分を「人の子」と呼び,人間との近親関係を示しました。(マタイ 16:13; 25:31)また,ユダヤ人の高等法廷であるサンヘドリンに対して,「あなた方は,人の子が力の右に座り,また天の雲に乗って来るのを見るでしょう」と言っておられます。(マタイ 26:64)ですから,ダニエルの幻の中で,人間の目に見えない様でやって来てエホバ神に近づいているのは,復活して栄光を受けたイエス・キリストです。このことはいつ起きたのでしょうか。
37 神はダビデ王と結ばれたように,イエス・キリストとも王国のための契約を結ばれました。(サムエル第二 7:11-16。ルカ 22:28-30)「諸国民の定められた時」が終わった西暦1914年に,イエス・キリストはダビデの王統の相続者として,正当に王国の支配権を受けることができました。ダニエルの預言的な記録はこうなっています。「その者には,支配権と尊厳と王国とが与えられた。もろもろの民,国たみ,もろもろの言語の者が皆これに仕えるためであった。その支配権は,過ぎ行くことのない,定めなく続く支配権,その王国は滅びに至ることのないものである」。(ダニエル 7:14)こうして,1914年に天でメシアの王国が設立されました。しかし支配権はほかの者たちにも与えられます。
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世界を支配するのはだれかダニエルの預言に注意を払いなさい
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[147ページ,全面図版]
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