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    聖書に対する洞察,第1巻
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      (かみのおうこく)(Kingdom of God)

      被造物に対する神の宇宙主権の表明,ならびに行使,またはそのために神がお用いになる方法,もしくは手段。(詩 103:19)この句は特に,神のみ子キリスト・イエスを王として戴く一つの政府による神の主権の表明を指して用いられています。

  • 神の王国
    聖書に対する洞察,第1巻
    • もとより,エホバは人間の王国が発達するよりもずっと前から,実際,人間が存在する以前から最高の支配者であられました。何千万にも上る,み使いである子たちは,この方をまことの神として,また自分たちの創造者として敬い,この方に従いました。(ヨブ 38:4-7; 代二 18:18; 詩 103:20-22; ダニ 7:10)したがって,当然,この方の意志こそ最高の意志であり,この方はどんな称号によるにせよ,創造の始めから,そのような方として認められていました。

      人類史の初期における神の支配権 最初の人間となった被造物であるアダムとエバも同様に,エホバが天と地の創造者なる神であられることを知っていました。二人は,エホバが命令を出したり,人々がある特定の義務を果たすよう,あるいはある特定の行為を慎むよう要求したり,居住や耕作用の土地を割り当てたり,神の他の被造物を治める権限を委任したりする権威や権利を持っておられることを認めていました。(創 1:26-30; 2:15-17)アダムは言葉を造り出す能力を持っていましたが(創 2:19,20),またエホバの最高の権威を認めていたとはいえ,「王[メレク]」という称号を考え出して自分の創造者なる神に当てはめたことを示す証拠はありません。

      創世記の初めの数章で明らかにされているように,神はご自分の主権をエデンで人間に対して行使されましたが,その仕方は情け深く,人を不当に拘束するようなものではありませんでした。神と人間との関係は,息子が父親に示すような従順を求めるものでした。(ルカ 3:38と比較。)人間には履行すべきことを定めた冗長な法典はありませんでした。(テモ一 1:8-11と比較。)神のご要求は簡潔で,しかも意味深いものでした。また,アダムが自分の行動を絶えず逐一批判的な目で監視されて窮屈に感じたことを示唆するものは何もありません。むしろ,神と完全な人間との間の意思の伝達は必要に応じて周期的に行なわれたものと思われます。―創 1-3章。

      神の支配権の新たな表明が意図される 最初の一組の人間は,神の霊の子たちのひとりに唆されて,神の命令を公然と破りましたが,それは実際,神の権威に対する反逆でした。(創 3:17-19。「木」[比喩的な用法]を参照。)神の霊の敵対者(ヘ語,サーターン)の取った態度は,真偽を正すことを要求する一種の挑戦でした。争点となったのは,エホバの宇宙主権の正当性でした。(「エホバ」[最大の論争は倫理上の論争]を参照。)この論争は地球上で起こされたのですから,地球上で解決されるのはふさわしいことです。―啓 12:7-12。

      エホバ神は最初の反逆者たちに対して裁きを宣告した時,象徴的な言葉遣いで表わされた預言を述べ,「胤」,つまり代理者を用いて,反逆者の勢力を最終的に打ち砕くご自分の目的を明らかにされました。(創 3:15)こうして,エホバの支配権,つまりその主権の表明は,進展していた謀反に対応して新たな面が示される,もしくは新たな表明が行なわれることになりました。そして,「王国の神聖な奥義」が漸進的に明らかにされて分かったところによると(マタ 13:11),その新たな面には一つの副次的な政府,つまり一人の代理支配者を頭とする統治機関の創設が関係します。「胤」に関する約束は,キリスト・イエスがご自分の選んだ仲間たちと共に治める王国のうちに成就を見ます。(啓 17:14。「イエス・キリスト」[神の目的におけるイエスの肝要な立場]を参照。)エデンでの約束がなされた時以来の,この王国の「胤」を生み出す神の目的の漸進的な展開は,聖書の基本的な主題となり,またエホバがご自分の僕たちや人類一般に対して取ってこられた行動を理解するかぎとなっています。

      神がそのようにして非常に大きな権威や権能を被造物にゆだねてこられたことは(マタ 28:18; 啓 2:26,27; 3:21)注目に値する事柄です。というのは,神の全被造物の忠誠,すなわち神に対する彼らの心からの専心と神の頭の権に対する彼らの忠節に関する問題が,神の敵対者の引き起こした論争の一つの肝要な部分となっているからです。(「忠誠」[最大の論争に関連している]を参照。)神がそのような著しい権威や権能をご自分の被造物のだれに対してであれ,確信を抱いて託すことができたということ自体,神の支配の仕方の倫理的な有効性の見事な証であり,これはエホバの主権の正しさを立証することに寄与し,神の敵対者の主張の偽りを暴露するものとなります。

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