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私の趣味は天体観測です目ざめよ! 1996 | 8月8日
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恒星それとも惑星?
明るい光の点を見ると,あれは恒星だろうか,それとも惑星だろうかという疑問がわいてきます。恒星は自分で光を発し,電磁波を宇宙に発散させている巨大な原子炉と言えます。地球からはるか遠くにあり,太陽を除いて最も近いもので4.3光年も離れています。光は1秒間に約29万9,000㌔進みます。恒星からの光はそれほど離れたところから来るので,かなり弱くなっています。しかも,だんだんと濃くなる地球の大気を通過しなければなりません。その結果,光線は様々な方向に曲げられます。「きらきら光る お空の星よ」という童謡にあるように,物言わぬ空にわずかな動きが添えられています。もし,きらきらまたたいているならば,それは恒星です。
しかし惑星は,月と同じように,太陽の光を反射しているだけです。惑星は地球の比較的近くにあり,太陽の家族,つまり太陽系の中の仲間です。ですから裸眼で見える惑星から反射されて来る光はむらがなく,ちらちらしません。
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私の趣味は天体観測です目ざめよ! 1996 | 8月8日
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幾晩か続けて観測すれば,自分の見ている星が惑星であることを確かめられます。見かけ上の位置関係が変わらない恒星に対して,惑星の位置は変動するからです。
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