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頭(あたま)聖書に対する洞察,第1巻
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使徒パウロはキリストの頭であられる神の主要な頭の権と女に対する男の相対的な頭の権に関する原則を参考にして,クリスチャン会衆を律する原則を述べています。それはすなわち,女性は会衆内で祈ったり預言したりする際,「権威のしるし」である頭の覆いをかぶって,神の定められた男の頭の権を認めるべきであるという原則です。―コリ一 11:3-16。「頭飾り」; 「頭の権」; 「髪の毛,毛」を参照。
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頭飾り聖書に対する洞察,第1巻
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頭を覆うものと女性の服従 使徒パウロは,女性がクリスチャンの会衆内で祈ったり預言したりする時には,頭を覆うものを着用すべきであると指示しました。女性はそのようにして,頭の権に関する原則を認めていることを表わしました。その原則によれば,男は女の頭ですが,キリストは男の頭で,さらに神はキリストの頭です。パウロは,女の長い髪が「頭飾りの代わりに」生来女性に与えられたものであると述べています。当時,使徒パウロは,ヨーロッパ人やセム人の間に住んでいたコリントのクリスチャンにあてて手紙を書いていましたが,それら当時の人々の間では髪の長短で男女の相違が自然に示されていました。奴隷の女や,淫行もしくは姦淫の現行犯で捕らえられた人は,頭をそられました。パウロは,女の長い髪が男の頭の権のもとにある女性の立場を示す自然の証拠であることを指摘しました。したがって,女性は服従を思い起こさせるこの自然の備えを見ているので,会衆内で祈ったり預言したりする時には,「権威のしるし」として頭を覆うものを着用することにより,み使いたちを含め,ほかの人たちの前で,頭の権の原則を自ら認めていることをはっきりと示すべきです。(コリ一 11:3-16)デボラ(裁 4:4)やアンナ(ルカ 2:36-38)のような古代の女預言者たちも,預言をする時には,そうすることを習わしにしていたに違いありません。―「髪の毛,毛」を参照。
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