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  • 特別な望遠鏡が太陽の秘密を明らかにする
    目ざめよ! 1990 | 3月8日
    • ダーニー博士の話は続きます。「実際,太陽にはいろいろ変わった動きが見られます。太陽上にあるものはすべてガス状なので,太陽の表面には,他の部分より速く自転できる部分があります。……ここサンスポットの天文台で行なっているように,絶えず太陽を観測することによって,太陽の内部がどのように自転しているかを確認することができます。……太陽は赤道部分のほうが速く自転しているので,その表面では混合が多く起き,それによって奇妙な現象が幾つも生じます。この異例な動きが太陽内部の深いところに磁場を生じさせ,その磁場が表面にまで上ってくるのです。太陽の黒点はその磁場の表われです」。

  • 特別な望遠鏡が太陽の秘密を明らかにする
    目ざめよ! 1990 | 3月8日
    • 黒点は太陽に関する一段と興味深い面の一つであり,地上のわたしたちに影響を与えます。黒点を最初に観察したのはガリレオでした。後日,黒点の1周期は11年続くことと,黒点の完全な周期は,黒点の活動に関連した11年続く二つの期間から成ることが確認されました。ダーニー博士が説明したとおりです。「黒点は磁場です。それが暗いのは,エネルギーを伝達する運動を阻止するからです。太陽の表面にあるそれらの磁場の消滅によって,フレアが生じるものと考えられます。フレアは莫大な量のエネルギーを放出するので,電波障害を起こしたり,地上の大気の一部を帯電させたりして,わたしたちに影響を与えます。さらにこのエネルギーによって,北極光と南極光,つまりオーロラと呼ばれるものが生じますが,オーロラはいつの時代も人類にとって一つの不思議でした」。

      太陽の研究は,黒点の活動が見られる時に地球の大気に生じ得る地磁気のあらしを予言するのに役立つ場合があります。この現象は世界の通信に影響を与え,その結果として,飛行機旅行のような,無線通信の良好な状態に依存している活動にも影響が出ます。人工衛星による送信は高くつくため,大半の通信は今も地上の無線通信機を用いて行なわれています。黒点から放出されたエネルギーは,地球を取り囲むイオン化した粒子 ― これが無線の電波を地球に反射させている ― の電子の殻を混乱させますが,この殻が機能しなくなると,無線の音信は伝わらなくなります。

  • 特別な望遠鏡が太陽の秘密を明らかにする
    目ざめよ! 1990 | 3月8日
    • [26ページの図版]

      黒点

      [クレジット]

      National Optical Astronomy Observatories

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