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サンゴが危ない目ざめよ! 1996 | 9月22日
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健康なサンゴは,褐色,緑,赤,青,または黄色で,その色は,半透明のサンゴ・ポリプの体内に住んでいる藻類の種類によって異なります。顕微鏡でしか見えないこの藻類は,共生動物の体を通して射し込む日光を利用し,また二酸化炭素をはじめとする,ポリプの出す老廃物を吸収して栄養を取り入れます。それに対して藻類は,光合成によりサンゴの組織に酸素や食物やエネルギーを供給します。藻類とのこの共生関係によって,サンゴは成長の速度を速め,栄養分の少ない熱帯の海で生き延びることができるのです。この両者は植物界と動物界の特徴を有効に利用しています。何とうまくできているのでしょう。
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サンゴが危ない目ざめよ! 1996 | 9月22日
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サンゴの栄養源は,ポリプの半透明の体の中に住みついている藻類(科学的には,褐虫藻と呼ばれる)や,サンゴの触手に捕らえられる微生物です。最終的には,サンゴ礁が形成され,さもなくば隠れ家のない海で,何千種もの海生生物がサンゴ礁を住みかとします。
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