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歯医者さんに診てもらうのはなぜ?目ざめよ! 2007 | 5月
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歯はどのようにして損なわれるか
歯科医は,あなたが歯の痛みや歯を失うといった大変な経験をしないで済むよう,いろいろと手を尽くしてくれます。まずは患者と協力しながら,歯垢(プラーク)を取り除いてその影響を防ぎます。歯垢とは,歯の表面に付く,やわらかで薄い細菌の層です。細菌は食べかすを糧にしますが,その際に糖を酸に変えます。この酸は歯のエナメル質を攻撃して,微小な幾つもの穴を作ります。やがて,穴だらけの部分が崩れると,虫歯になるわけです。この時点で不快感を感じることはまだありません。しかし,虫歯が歯の中央部の歯髄にまで達すると,鋭い痛みを感じます。
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歯医者さんに診てもらうのはなぜ?目ざめよ! 2007 | 5月
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予防歯科
歯の状態にもよりますが,年に一,二回の定期検診を受けることが勧められています。歯科医は,レントゲン撮影をして,虫歯がないか注意深く調べることもあるでしょう。虫歯があったとしても,局所麻酔や高速回転ドリルを用いて,普通はあまり痛みを感じることなく治療してもらえます。特に不安を覚える人には,ドリルや局所麻酔を極力もしくは全く使わなくて済むように,最近ではレーザー光線や虫歯の部分を溶解するゲルを導入している歯科医もいます。子どもの場合,生えてきた奥歯を特にチェックし,かみ合わせの面に歯ブラシできれいにしにくい深い溝などがないかを見ます。そして虫歯を防ぐために,溝を詰め物で埋めて表面を滑らかにし,歯を磨きやすくするように勧めるかもしれません。
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