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ハガイ書聖書に対する洞察,第2巻
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この書は,バビロンでの流刑から解かれて帰還したユダヤ人に対する,エホバからの四つの音信で構成されており,エルサレムの神殿を再建し終えるよう促すものでした。
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ハガイ書聖書に対する洞察,第2巻
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エホバの神殿の再建を進めるようユダヤ人に意欲を与えることを意図した四つの音信
ユダヤ人が流刑から帰還して17年後,神殿の建築がまだ完了していなかった時期にエルサレムで書かれた
エホバの家が荒廃しているのに自分は鏡板を張った家に住んでいる,そのような民への音信(1:1-15)
エホバは,まだ神殿を再建する時ではないと考えている人たちに対して,その業がなおざりにされているゆえに祝福を差し控えており,そのために収穫はわずかしかなく,雇われた労働者は十分な賃金をもらえなくなっている,ということを明らかにされる
ゼルバベル,ヨシュア,および民のそのほかの者たちは良い反応を示す。彼らは,神殿を再建する業においてエホバが共にいてくださるとの約束を得る。神殿の工事が始まる
エホバがご自分の家を栄光で満たされるという布告(2:1-9)
ソロモンの神殿の栄光を見たことのある年老いた者たちの目には,新しい建造物は取るに足りないもののように思える
エホバは,ゼルバベル,ヨシュア,および民のそのほかの者たちに,強くあり,意気をくじかれることなく工事を続けるようにと激励し,再建される神殿の栄光は以前の神殿の栄光をしのぐようになるとの保証をお与えになる
民は神殿の再建をなおざりにしているがゆえに彼らも彼らのどんな業も神の前に汚れたものとなっていることを教えられる(2:10-19)
神聖さは伝染しないが汚れは伝染する,ということを示唆する質問に祭司たちは答える
エホバは民への励ましとして,神殿の土台が据えられる日以降エホバが祝福を与えて収穫の乏しさを終わらせる,ということを知らせる
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