-
この学校の生徒として割り当てられた話を準備する神権宣教学校の教育から益を得る
-
-
論題と場面設定に取り組む
この学校で場面設定の必要な話の割り当てを受けた場合,どのようにすればよいでしょうか。
主に次の三つの点を考慮する必要があります。それは,(1)割り当てられている論題,(2)場面と話の相手,(3)取り組むように指定された助言点です。
割り当てられた論題に関する資料を集めなければなりませんが,それをあまり進めてしまわないうちに,どんな場面にするか,またどんな人に話すかを真剣に考えてください。これら二つの要素によって,どんな資料を扱うか,どのように話すかが違ってくるからです。どんな場面にしますか。知人に良いたよりを伝える方法にしますか。それとも,初対面の人とのやり取りを示しますか。相手は年上ですか,年下ですか。取り上げようとしている論題に関して,どんな態度を取る人ですか。その論題について,すでにどの程度知っているでしょうか。その人との話し合いでどんな目標を達成したいと思いますか。これらの質問に対する答えは,話の準備に取り組む際の重要な指針となるでしょう。
割り当てられている論題の資料はどこに見いだせるでしょうか。この本の33-38ページには,「調査の仕方」について述べている箇所があります。そこを読んでから,手元にある調査用の道具を活用してください。ほとんどの場合,使いきれないほどの資料がすぐに見つかります。実際に使えると思えるものが分かるまで,よく読んでください。しかし,読みながら,話の相手と場面設定を念頭に置きます。使える箇所にしるしを付けましょう。
-
-
この学校の生徒として割り当てられた話を準備する神権宣教学校の教育から益を得る
-
-
場面に関して留意したい事柄。82ページの提案を調べて,実際の宣教奉仕に役立つもので,割り当てられた資料の実用性を示せるものを選んでください。この学校に入ってしばらくたった人は,これを,宣教奉仕の技術をさらに身につけ,それを伸ばす機会とみなしてください。
神権宣教学校の監督から場面を指定されたなら,それを努力目標として受け入れましょう。大抵は証言の場面です。指示どおりの状況で証言したことがなければ,それを経験した奉仕者に尋ねてヒントを得てください。できれば,割り当てられた論題を,神権宣教学校で用いる場面に似た状況で使ってみてください。そうすることは,受けている訓練の重要な目標を達成するのに役立ちます。
-