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学校の監督のための指針神権宣教学校の教育から益を得る
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助言用紙を使う。生徒一人一人のための助言用紙は,各人の教科書の79-81ページにあります。色の違いで示されているように,1から17までの各助言点は,生徒が朗読を割り当てられるときに用います。実演形式の話については,7,52,53以外のどの助言点でも用いることができます。そのほかの話に対する助言には,7,18,30以外のすべての点が含まれます。
学校の監督は,助言点を割り当てる際,生徒の教科書の助言用紙にあるその助言点の横に設けられた「割り当てられた日付」の欄に,鉛筆で記入してください。生徒が割り当てを果たしたあと,助言点の解説の末尾にある「練習のために」ができたかどうか個人的に尋ねてください。行なっていれば,助言用紙上の升目にチェックマークを付けます。引き続き同じ助言点に取り組むことを勧めるときは,助言用紙に追加のしるしを付ける必要はなく,「完了した日付」の欄に何も記さないでおきます。別の助言点に移れるようになった時にその欄に記入します。加えて,話が1回終わる度に,生徒の教科書の82ページにある場面で,用いられたものの左側に,日付を記してください。助言用紙には空欄があり,場面の一覧表には,各場面を2回用いられるように空欄が設けられています。学校の間,生徒たちは自分の教科書を手元に置いておくべきです。
話の助言点は,1回に一つだけ割り当てます。通常は,一覧表に挙げられている順に扱うのが最善です。しかし,際立った能力を示している生徒たちがいれば,幾つかの学課を自分で研究して適用するように勧めてもよいでしょう。そうすれば学校の監督は,有能な話し手また教え手として進歩してゆくのに最も役立つと考えられる点に,その生徒たちと共に取り組むことができます。
長年この学校に在籍している生徒でも,各学課を研究して適用すれば,大きな益を得ることができます。特定の点で援助が必要な生徒を助けるときには,助言用紙を型どおりに使うのではなく,その人が取り組むべき幾つかの特質を選択することができます。
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学校の監督のための指針神権宣教学校の教育から益を得る
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学校の監督も兄弟や姉妹たちの「同労者」であることを念頭に置きましょう。(コリ二 1:24)あなたも,話し手また教え手として進歩するように励む必要があります。「神権宣教学校の教育から益を得る」というこの本を個人的に研究して,その助言を当てはめ,他の人のために良い手本を示してください。
そうする際,生徒たちが良い朗読者,有能な話し手,効果的な教え手となるように援助することを目標としましょう。そのために,話の様々な特質がどのようなものか,なぜそれが重要なのか,どうすればそれを培えるかなどについて生徒が理解できるよう,何でも必要な助けを与えるよう努力してください。この教科書は,そのことを行ないやすいかたちに資料が配列されています。しかし多くの場合,この本の中の言葉をただ読み上げる以上のことが必要です。そこに表現されている考えやその適用の仕方についてよく説明してください。
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学校の監督のための指針神権宣教学校の教育から益を得る
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次の助言点が割り当てられたら数日以内にその点に関する教科書の解説を読むよう生徒に提案しましょう。この学校で自分の分を果たしながら学んだ点は,日常の会話,集会での注解,野外奉仕などに当てはめるように勧めてください。
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