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蛇の頭を打ち砕く啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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彼は出て行って,地の四隅の諸国民,ゴグとマゴグを惑わし,彼らを戦争のために集めるであろう。それらの者の数は海の砂のようである。
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蛇の頭を打ち砕く啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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21 サタンはどのように最後の努力を傾けるようになりますか。千年統治の後でさえ,一部の者がサタンに従うからといって,どうして驚くには当たりませんか。
21 サタンの最後の努力はどうなりますか。サタンは「地の四隅の諸国民,ゴグとマゴグ」を欺いて,その「戦争」に導きます。人を築き上げる,喜ばしい神権的な支配が千年間続いた後に,一体だれがサタンに組することができるのでしょうか。でも,サタンがエデンの楽園<パラダイス>で楽しく生活していた完全なアダムとエバを惑わし得たことを忘れないでください。それにサタンは,最初の反逆の悪い結果を見てきた天のみ使いたちをも迷わせることができました。(ペテロ第二 2:4。ユダ 6)ですから,神の王国による快い支配が千年間行なわれた後でさえ,一部の完全な人間がサタンに従うよう誘惑されるからといって,驚くには当たりません。
22 (イ)「地の四隅の諸国民」という表現は何を示唆していますか。(ロ)反逆者たちはどうして「ゴグとマゴグ」と呼ばれていますか。
22 聖書はそれらの反逆者たちのことを「地の四隅の諸国民」と呼んでいます。これは,人類がまたもや互いに排他的な態度を取る諸国家に分裂してしまうことを意味してはいません。それは単に,それらの者が,エホバに仕える義にかなった忠節な人々から別れて,諸国民が今日示しているのと同じ悪い精神を表わすことを示唆しているにすぎません。彼らはエゼキエルの預言のマゴグのゴグのように,地上の神権的な政府を滅ぼすことを目指して,『有害な企てを考え出し』ます。(エゼキエル 38:3,10-12)ですから,彼らは「ゴグとマゴグ」と呼ばれています。
23 反逆者の人数が「海の砂のようである」ことは,何を示唆していますか。
23 サタンの謀反に荷担する者たちの数は『海の砂のように』なります。それは何人でしょうか。その数はあらかじめ定められていません。(ヨシュア 11:4; 裁き人 7:12と比較してください。)反逆者の最終的な人数は,その各々がサタンの欺まん的な策略にどのように応ずるかによって決まります。しかし,恐らく相当の人数になるでしょう。彼らは「聖なる者たちの宿営と愛されている都市」を打ち負かすことができるほど強力だと感ずるからです。
24 (イ)「愛されている都市」とは何ですか。どうしてそれを取り囲むことができますか。(ロ)「聖なる者たちの宿営」は何を表わしていますか。
24 その「愛されている都市」は,栄光を受けたイエス・キリストが,啓示 3章12節でご自分の追随者たちに話された都市に違いありません。イエスはその都市を「わたしの神の都市,すなわち天のわたしの神のもとから下る新しいエルサレム」と呼んでおられます。これは天の都市なので,地上のそれらの軍勢はどうしてそれを『取り囲む』ことができるのでしょうか。「聖なる者たちの宿営」を取り囲むことによって,そうするのです。宿営は都市の外にあります。ですから,「聖なる者たちの宿営」は,新しいエルサレムの天の所在地の外の地上で,エホバの政府の取り決めを忠節に支持している人々を表わしているに違いありません。サタンの配下の反逆者たちがそれら忠節な人々を攻撃する時,主イエスはそれをご自身に対する集中攻撃とみなされます。(マタイ 25:40,45)「諸国民」は,天の新しいエルサレムが地を楽園<パラダイス>にするために成し遂げた事柄すべてを一掃しようとします。ですから,彼らは「聖なる者たちの宿営」を攻撃する時,「愛されている都市」をも攻撃することになります。
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