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  • 二人の証人を生き返らせる
    啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
    • 「そして,彼らが自分たちの証しを終えた時,底知れぬ深みから上る野獣が彼らと戦い,彼らを征服して殺すであろう。そして,彼らの遺体は,霊的な意味でソドムまたエジプトと呼ばれる大いなる都市の大通りに置かれるであろう。彼らの主もそこで杭につけられたのである。そして,もろもろの民・部族・国語・国民から来た者たちは三日半の間その遺体を見るが,遺体を墓の中に横たえることを許さない。また,地に住む者たちは彼らのことで喜び,また楽しみ,互いに贈り物を交わすであろう。これら二人の預言者は地に住む者たちを責め苦に遭わせたからである」― 啓示 11:7-10。

      20 「底知れぬ深みから上る野獣」とは何ですか。

      20 啓示の書は野獣に37回言及していますが,この箇所はその最初の例です。この箇所と他の箇所の獣については,やがて詳しく調べますから,今は,「底知れぬ深みから上る野獣」とは,サタンの考え出した,現行の政治上の事物の体制であると述べるだけで十分でしょう。b ―啓示 13:1; ダニエル 7:2,3,17と比較してください。

      21 (イ)二人の証人の宗教上の敵は戦争という情勢をどのように利用しましたか。(ロ)二人の証人の遺体が葬られずに放置されたことは何を示唆していましたか。(ハ)三日半という期間はどのように考えるべきでしょうか。(脚注をご覧ください。)

      21 諸国家は1914年から1918年まで第一次世界大戦に没頭しました。国家主義的な感情は高まり,1918年の春,二人の証人の宗教上の敵は当時の情勢を利用しました。それらの敵は司法機関を動かし,聖書研究者の責任のある奉仕者たちを偽って扇動活動のかどで投獄させました。忠実な同労者たちはぼう然とさせられ,王国の活動はほとんど止まってしまいました。それはあたかも宣べ伝える業が死んだかのようでした。聖書時代には,記念の墓に葬られないことは,恐るべき侮辱でした。(詩編 79:1-3。列王第一 13:21,22)ですから,二人の証人が葬られずに放置されるのは大変な恥辱でした。パレスチナの暑い気候の時期に遺体が広々とした路上に文字通り三日半置かれたら,実際死臭を放つようになるでしょう。c (ヨハネ 11:39と比較してください。)そのようなわけで,預言のこの詳細な点は,二人の証人が忍ばなければならなかった辱めを示唆しています。投獄された上記の人たちは,上訴が行なわれたのに,保釈さえ認められませんでした。彼らは「大いなる都市」の住民にとって悪臭を放つものとなるのに十分なほど長い間,公衆の目にさらされました。それにしても,この「大いなる都市」とは何ですか。

      22 (イ)大いなる都市とは何ですか。(ロ)公の報道機関はどのように僧職者と一緒になって,二人の証人を沈黙させたことを大いに歓びましたか。(囲み記事をご覧ください。)

      22 ヨハネはある手がかりをわたしたちに示しています。彼はイエスがそこで杭につけられたと言っています。ですから,わたしたちはすぐエルサレムのことを考えます。しかしヨハネはまた,大いなる都市がソドム,ならびにエジプトと呼ばれているとも言っています。実際,文字通りのエルサレムはその汚れた習慣のために,かつてソドムと呼ばれました。(イザヤ 1:8-10。エゼキエル 16:49,53-58と比較してください。)それに,最初の世界強国だったエジプトは,この世の事物の体制を表わしていると考えられる場合があります。(イザヤ 19:1,19。ヨエル 3:19)したがって,この大いなる都市は,神を崇拝すると唱えながら,ソドムのように汚れて罪深い状態に陥り,またエジプトのようにこのサタンの世の事物の体制の一部となった,汚れた「エルサレム」を表わしています。それは,不忠実なエルサレムの現代版で,その組織の成員が不気味な宣べ伝える業を行なう二人の証人を沈黙させた時,大いに歓ぶべき実に多くの理由を持っていた,キリスト教世界を表わしています。

      再び起こされる!

      23 (イ)三日半の後,二人の証人はどうなりましたか。彼らの敵はどのような影響を受けましたか。(ロ)啓示 11章11節と12節と,エホバが乾いた骨のある渓谷に息を吹きかけられることに関するエゼキエル書の預言は,いつ現代の成就を見ましたか。

      23 公の報道機関は僧職者と一緒になって神の民のことをあしざまに言い,ある新聞は,「『終了した秘義』はおしまいだ」と述べました。しかし,これほど真実からかけ離れたことはありませんでした! その二人の証人は死んだままにされてはいませんでした。こう記されています。「それから三日半の後,神からの命の霊が彼らに入り,彼らは自分の足で立ち上がった。そのため,大いなる恐れが彼らを見ている者たちに臨んだ。そして彼らは,天から出る大きな声が,『ここに上って来なさい』と自分たちに言うのを聞いた。それで彼らは,雲のうちにあって天へ上って行き,敵たちは彼らを見た」。(啓示 11:11,12)ですから,彼らは,エゼキエルが幻の中で訪れた渓谷の中の乾いた骨と同様の経験をしました。エホバがその乾いた骨に息を吹きかけられると,それらの骨は生き返りました。この出来事は,イスラエル国民がバビロンに70年間捕らえられた後に再生することを表わしていました。(エゼキエル 37:1-14)エゼキエル書と啓示の書のこれら二つの預言は,エホバがご自分の“死んだ”証人たちに命を得させ,活発に行動するよう回復させてくださった1919年に現代の著しい成就を見ました。

      24 二人の証人が生き返った時,その宗教上の迫害者たちはどのような影響を受けましたか。

      24 迫害者たちにとっては何と大きな衝撃だったのでしょう。二人の証人の遺体は突然生気を取り戻し,再び活動するようになったのです。それは当時の僧職者が飲まされた苦い薬でしたが,彼らのたくらみのために投獄されたクリスチャンの奉仕者たちが再び自由にされ,後に無実の罪を完全に晴らされて以来,それはいよいよ苦い薬となりました。聖書研究者たちが1919年9月に米国オハイオ州シーダー・ポイントで大会を開いた時,その衝撃はなお一層大きなものだったに違いありません。刑務所から釈放されてなお日の浅いJ・F・ラザフォードはその大会で,啓示 15章2節とイザヤ 52章7節に基づく,「王国を告げ知らせる」と題する講演をして,大会出席者を奮起させました。ヨハネ級の人たちはまたもや「預言する」,つまり公に宣べ伝える業を開始しました。彼らはしだいに力を増してゆき,キリスト教世界の偽善を恐れることなく暴露しました。

  • 二人の証人を生き返らせる
    啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
    • c この時期の神の民の経験を調べると,42か月は文字通りの三年半を表わしているようですが,三日半は文字通りの84時間の期間を表わしていないことに注目してください。多分,三日半という特定の期間は,その前に述べられている実際の三年半の活動と比べて,ごく短い期間であることを強調するために,2回(9節と11節で)指摘されているようです。

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