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全世界の報告2006 エホバの証人の年鑑
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ツバル: 「ベテル」を意味するペテリという名の14歳の少女は,ほとんど耳が聞こえません。親戚にエホバの証人がいて,何度か集会に出席しましたが,耳が聞こえず読むこともできないので,あまり益を得られませんでした。ペテリは自分から進んで読唇術を学びました。最近,デールという宣教者の姉妹がこの少女と,「地上での生活を永遠に楽しんでください」のブロシュアーを用いて研究するようになりました。デールは,挿絵を用いて聖書について教え,本文を使ってペテリが読み方を学べるように助けました。これはとりわけ大変でした。デールは新しい宣教者でツバル語をまだ学んでいる最中でしたし,ペテリは正しく発音するための舌の動かし方を学ぶのに助けを必要としていたからです。ペテリは熱心で勤勉です。わずか3か月で読めるようになってきました。ペテリとデールは集会で注解するために一緒に準備します。ペテリは前もってよく練習し,自信を持って集会で注解します。話し手の唇の動きに集中できるよう,王国会館では最前列に座ります。デールはこう書いています。「ペテリにとってエホバは真の友になりつつあります。『耳の聞こえない者の耳も開けられる』時の話になると,彼女の目にはよく涙があふれます」。―イザ 35:5。
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全世界の報告2006 エホバの証人の年鑑
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[57ページの図版]
デールとペテリ,ツバル
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