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マスターベーションはどれほど悪いことなのだろう目ざめよ! 1987 | 9月8日
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聖書は何と述べていますか
婚前交渉(淫行),同性愛,姦淫,獣姦などの性非行は,聖書の中では明確にゆゆしい罪とされていますが,マスターベーションについては何も述べられていません。(創世記 39:7-9。レビ記 18:20,22,23。コリント第一 6:9,10)聖書時代のギリシャ語圏では,マスターベーションは普通に行なわれており,その習慣を表わすのに,幾つかのギリシャ語が用いられていました。興味深いことに,聖書ではそのうちの一つの言葉も使われていません。a
聖書の中で直接に非とされていないということは,マスターベーションは無害であるという意味でしょうか。絶対にそうではありません。神の見方に特別関心のない人たちでさえ,この習慣にはうしろめたさを感じています。例えば,アロン・ハス博士は,十代の若者625人の性習慣に関する調査書の中で,「マスターベーションを行なった青年の大多数は,罪の意識,恥ずかしさ,不潔感,愚かさ,きまりわるさ,あるいは異常さを感じている」と報告しています。マスターベーションが汚れた習慣であることは間違いありません。しかし,聖書によると,「汚れ」という語に含まれる重大さの程度には広い幅があるので,マスターベーションは淫行や他の形のゆゆしい性非行のような重大な罪の部類には入れられません。―エフェソス 4:19。
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マスターベーションはどれほど悪いことなのだろう目ざめよ! 1987 | 9月8日
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b 1世紀の歴史家ヨセフスは,「性的欲情」に相当するギリシャ語の原語(パトス)を用いて,ポテパルの妻のことを述べています。彼女は「過度の欲情[パトス]」に駆られて青年ヨセフを誘惑しようとしました。またヨセフスはアムノンという男性について,彼は「欲望に燃え,衝動的な欲情[パトス]に駆り立てられて,自分の妹を犯した[強姦した]」と述べました。ポテパルの妻もアムノンも欲情を制し切れなかったのです。―創世記 39:7-12。サムエル第二 13:10-14。
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マスターベーションはどれほど悪いことなのだろう目ざめよ! 1987 | 9月8日
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[21ページの図版]
マスターベーションによる罪の意識は強いものかもしれませんが,神の許しを誠実な態度で祈り求め,その習慣に懸命に抵抗するならば,正しい良心を得ることができるでしょう
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