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『王国を第一に求める』エホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
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1907年,マリンダ・キーファーは全時間奉仕を始めたいという願いをラッセル兄弟に伝えた時,まず知識を増やす必要があると思っていることを話しました。事実,彼女が聖書研究者の文書を初めて見たのはその前年にすぎませんでした。ラッセル兄弟の答えはこうでした。「すべてのことが分かるまで待ちたいと思っているとすれば,いつまでたっても始められません。むしろそれは行ないながら学ぶものなのです」。彼女はためらうことなくすぐに米国オハイオ州でその奉仕を始めました。よく思い出したのは,「あなたの民は進んで自らをささげます」という詩編 110編3節の言葉です。それから76年間,彼女はその奉仕を続けました。b 始めた時は独身でした。15年間は結婚した夫婦として奉仕を楽しみました。しかし夫を亡くした後も,彼女はエホバの助けによって前進し続けました。数十年を振り返り,彼女はこう言いました。「若い時に開拓者として進んで自らをささげ,王国の関心事をいつも第一にすることができて本当によかったと思います」。
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『王国を第一に求める』エホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
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[285ページの図版]
マリンダ・キーファーは,独身者として,既婚者として,また夫を亡くした後も,全時間宣教に76年間打ち込んだ
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