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宣教で用いる聖書文書を生産するエホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
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ラザフォード兄弟は協会の副会長C・A・ワイズに,ベテルを再び開設できるかどうか,また協会が印刷業務を始めるための土地や建物を借りられるかどうか,ブルックリンへ行って調べてくるよう指示しました。ラザフォード兄弟は,神がどの道を祝福されるかを知りたいと思い,「ブルックリンに戻ることが主のご意志かどうか,行って見てきてほしいのです」と言いました。
「戻ることが主のご意志かどうかをどのようにして決めますか」と,ワイズ兄弟は尋ねました。
「1918年には石炭を入手できなかったので,わたしたちはやむなくブルックリンからピッツバーグに戻りました」c と,ラザフォード兄弟は答えました。「石炭で試みてみましょう。行って石炭を注文してください」。
「試しに何トンの石炭を注文しますか」。
「そうだね。ひとつ大きな試みをしよう。500㌧注文してください」と,ラザフォード兄弟は勧めました。
ワイズ兄弟はその通りにしました。結果はどうだったでしょうか。当局に申請したところ,500㌧の石炭を買う許可が下りたのです。数年分の必要がそれで十分賄えます。しかし,どこに置くのでしょうか。ベテル・ホームの地下室の広い区画が石炭倉庫に変えられました。
この試みの結果は,神のご意志を示す紛れもないしるしと考えられました。1919年10月1日までに,彼らは再びブルックリンを本拠に活動を行なうようになっていました。
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宣教で用いる聖書文書を生産するエホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
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[577ページの図版]
C・A・ワイズは,聖書研究者たちがブルックリンに再び本部を開設すべきかどうかを判断するための試みを実行した
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