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宣べ伝える人々 ― 奉仕者たちは進んで自らをささげる神の王国は支配している!
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8-10. 大会は宣べ伝える業にどのように弾みをつけましたか。例を挙げてください。(「宣べ伝える業に弾みをつけた初期の大会」という囲みを参照。)
8 大会の話。聖書研究者たちはぜひ導きを得たいと思い,1919年9月1日から8日にかけて米国オハイオ州シーダーポイントで開かれた大会に集まりました。第一次世界大戦後の最初の大規模な大会です。大会2日目に,ラザフォード兄弟は話の中ではっきりこう指摘しました。「地上におけるクリスチャンの使命は……主の……王国に関する音信をふれ告げることです」。
9 大会の最高潮となったのは,その3日後にラザフォード兄弟が行なった「同労者への話」です。その話は後に,「王国を告げ知らせる」という題で「ものみの塔」誌に掲載されました。兄弟はこう話しました。「クリスチャンはまじめにものを考える時,おのずと,なぜ自分は地上にいるのかと自らに問いかけるものです。その答えはこうでなければなりません。すなわち,主は恵み深くも,和解の聖なる音信を世に携えてゆく大使として私を任じてくださった。その音信を広めるのは私の特権であり,義務である」。
10 その歴史的な話の中でラザフォード兄弟は,「黄金時代」([英語],現在の「目ざめよ!」)という新しい雑誌が発行され,人類の唯一の希望として王国に注意を向けるために用いられる,ということを発表しました。次いで兄弟は,その雑誌を配布する活動に参加したいと思う方はどれほどおられますか,と尋ねました。大会に関する報告にはこうあります。「その反応は非常に心強いものだった。6,000人が一斉に起立した」。b 確かに王は,王国をふれ告げる意欲にあふれた支持者たちを持っていたのです。
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