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エホバの証人 ― 1993 年鑑の報告1993 エホバの証人の年鑑
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事務棟群
世界じゅうの兄弟たちは,血の使用に関してはっきりと述べている神の律法を破ることがないよう固く決意していますが,コロンビア・ハイツ25番にあるホスピタル・インフォメーション・サービス(HIS)はそのような兄弟たちを援助する部門です。(使徒 15:29)過去数年の間,世界じゅうの多くの医師や病院はいろいろな点で,その態度や行動を大きく変化させてきました。
その一つに無血の手術や治療を行なう病院を挙げることができます。少し前まで証人たちに親切に協力してくれるのはほんの一握りの医師に限られていましたが,HISは現在854の医療機関連絡委員会が機能している64か国の支部から2万7,420人にのぼる協力的な医師たちのリストを得ており,その数は増える一方です。これは委員会を構成している4,300人の長老たちの立派な働きに負うところが大きいのです。
協力的な医師たちが増え続ける中,幾つかの大病院では医師団がチームとしてエホバの証人を扱う際に血を用いないことに喜んで同意するケースがあることにHISは気づきました。結果として米国ではそのような大病院が目下14あります。デンバー・ポスト紙は第一面に「ついに大学病院で『無血』手術が可能に」という見出しを掲げました。「輸血を見直す医師たち」という見出しを載せた新聞もあります。その小見出しは「エホバの証人を助けるために準備された計画はすべての人の役に立つ」となっていました。
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エホバの証人 ― 1993 年鑑の報告1993 エホバの証人の年鑑
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ニュージーランドのオークランドにある病院の主任医師は,無血治療についてHISが準備した資料に表われている調査の「徹底ぶりに驚いた」と述べました。同じ病院の小児科の教授はこう言っています。「エホバの証人は情報を提供し,輸血に対する態度を吟味し直すよう励ましてくれました」。米国の著名な小児整形外科医はこう述べました。「血の危険に関して我々が現在知っていることからすれば,エホバの証人は正しかったと言わざるを得ない」。米国の大学病院の心臓胸部麻酔科の医長はこう述べました。「エホバの証人を含めすべての患者は,輸血に代わる代替療法を各地の医師に伝えるために皆さんが払っておられる努力から益を得るでしょう。皆さんのグループとその努力は本当にすばらしい」。
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