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  • 警告に留意 ― それが良い結果に
    目ざめよ! 2006 | 6月
    • アストロドームで証人たちを捜し出す

      テキサス州ヒューストンのアストロドームでは,約1万6,000人の避難者に食べ物,水,そして宿泊場所が与えられました。それらの人々はおもにルイジアナ州から来ていました。ヒューストンのエホバの証人の救援委員会は,そこにいる大勢の人々の中にエホバの証人が含まれていることを知りました。しかし,どうやって捜せばよいのでしょうか。

      9月2日の金曜日の早朝,エホバの証人の長老たちの一団がアストロドームに到着し,被災した兄弟姉妹を捜し始めました。広いスタジアム中に幾千人もの男女子ども,十代の若者,乳幼児たちがいるのを見て,長老たちは驚きました。そのフットボール場は,幾千もの簡易ベッドと,問題が解決されるのを辛抱して待つ避難者で埋め尽くされていました。治療を希望する人々の長い列が幾つもでき,患者を救急車に運ぶために医療関係者たちが走り回っていました。

      エホバの証人を捜していた長老の一人サミュエルは,「難民キャンプのただ中にいるような気がしました」と興奮気味に述べています。これほど大勢の人の中で,数少ないエホバの証人をどうしたら見つけ出せるのでしょうか。長老たちは手始めに,エホバの証人は名乗り出てほしいということを記した大きなプラカードを持って通路を歩きました。しかし3時間捜しても一人も見つからず,もっと効果的な方法が必要だと感じました。そこで長老たちは赤十字に館内放送を依頼し,「バプテスマを受けたエホバの証人の皆さんは,1階の東側入口においでください」とアナウンスしてもらいました。

      その結果,証人たちが満面に笑みを浮かべて集まって来るようになりました。サミュエルはこう説明しています。「だれもが涙ぐみ,心から喜んでいました。わたしたちをしっかり抱きしめ,手を握りしめてくれました。人でごったがえしていたため,はぐれてしまうのを心配し,わたしたちの手を離そうとしませんでした」。金曜日と土曜日の二日間に,24人の証人たちが見つかり,エホバの証人の救援センターに運ばれました。

      そうした兄弟姉妹の大部分は,身に着けた汚れた衣服のほかは何も持っていませんでした。一人の姉妹は,靴を入れるような小さな箱を持っていて,その中には貴重な書類が入っていました。破壊的なハリケーンに襲われて持ち出すことができたのは,それだけだったのです。

      アストロドームでは,エホバの証人の奉仕者として訪問している長老たちに気づいた多くの人が,近づいてきて聖書と聖書文書を欲しがりました。依頼された聖書の数は220冊を上回りました。証人たちは,「自然災害 ― いっそう深刻に?」という,まさにタイムリーな特集記事を際立たせた「目ざめよ!」誌,2005年7月22日号も一般の人たちに提供しました。

  • 警告に留意 ― それが良い結果に
    目ざめよ! 2006 | 6月
    • [16,17ページの図版]

      テキサス州ヒューストンのアストロドームには,約1万6,000人の避難者が収容された

      [17ページの図版]

      クリスチャンの長老たちは,避難者の中から証人たちを捜し出した

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