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ウルグアイ1999 エホバの証人の年鑑
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隣人を助けるための大会
ウルグアイの西に隣接するアルゼンチンでも軍事政権が設立されました。アルゼンチンでは,政府が協会の支部事務所と王国会館を閉鎖させました。そのため,アルゼンチンの兄弟たちは小さな群れに分かれて集会を開くようになりました。ところが,そうした時期にも兄弟たちは政府の妨害を受けずに大会を公に開くことができました。どうしてそのようなことが可能になったのでしょうか。国境を越え,ウルグアイで自分たちの大会を開いたのです。それら大きな集まりはウルグアイの兄弟たちによって組織されましたが,プログラムの多くの部分はアルゼンチンから来た兄弟たちによって扱われました。アルゼンチンから来た何千人もの兄弟たちに宿舎を提供するというのは特別な特権でした。それは信仰を強め,「相互に励まし合う」結果になりました。―ロマ 1:12。
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ウルグアイ1999 エホバの証人の年鑑
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1977年1月13日から16日にかけて,忘れることのできない大会がパラシオ・ペニャロールで開かれました。そこにはウルグアイとアルゼンチンの兄弟姉妹たちから成るおよそ7,000人の入り混じった聴衆がいました。大会の結びに,すべての出席者がエホバへの賛美の歌に加わりました。聴衆は代わる代わる歌いました。アルゼンチンの兄弟たちが一つの節を歌っている間,ウルグアイの兄弟たちは黙っていて,次の節になったら交代するというかたちで順番に歌ったのです。最後に,結びの節は全員が一緒になって歌いました。大会で共にいることができた喜びと,愛する兄弟たちに別れを告げる寂しさとが入り混じった複雑な気持ちから,多くの人の目には涙があふれました。
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