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短刀,小刀聖書に対する洞察,第2巻
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ヨシュアがギブアト・ハアラロトでイスラエルの子らに割礼を施すために作ったのは「火打ち石の小刀」でした。(ヨシュ 5:2-4)これらの小刀を表わすヘブライ語の一つはヘレヴで,一般には「剣」と訳されています。(ヨシュ 5:2,脚注と比較。)「カナン人の」一般的な火打ち石の小刀は長さ約15㌢で,中央の部分が隆起した両刃になっていました。
古代の書士や書記官は,葦のペン先をとがらせたり,書いたものを消したりするためにある種の小刀を使用しました。エレミヤ 36章23節は,エホバの指示でエレミヤの整えた書の巻き物を引き裂くのに「書記官の小刀」が用いられたことを述べています。
古代の銅の短刀は長さ15ないし25㌢のまっすぐな刃のあるものが多く,先端の湾曲した短刀も発見されています。柄はたいてい刃と一体になっていましたが,中には木製で,刃に取り付けられたものもありました。
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