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恐れからの自由 ― 可能ですか目ざめよ! 2005 | 8月8日
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家での恐れに対処する
暴力的な夫に恐れを感じているなら,どうすればよいでしょうか。夫が突然あなたや子どもたちの身の安全を脅かす行動に出た場合に備えて,その対応策を考えておくのは賢明なことでしょう。a 聖書によると,ヤコブという人は,兄のエサウが暴力的になった場合の対応策を注意深く考えました。結果的にそれを実行に移す必要はありませんでしたが,予防策を講じたのは賢明なことでした。(創世記 32:6-8)対応策の中には,緊急な場合にあなたを受け入れてくれる人を見つけておくことが含まれるでしょう。どんなことが必要になるかについて,その人と事前に話し合っておくことができます。重要書類その他の必需品をすぐに持ってゆける状態にしておくのも実際的なことと言えるでしょう。
夫の虐待について当局に伝えて,保護を求めることもできるでしょう。b 聖書は,すべての人が自分の行動の結果について責任を取らなければならないと教えています。(ガラテア 6:7)聖書は政府の権威について,「それはあなたの益のための神の奉仕者……です。しかし,もしあなたが悪を行なっているのであれば,恐れなさい」と述べています。(ローマ 13:4)家の中での暴行は,路上での暴行と同じくりっぱな犯罪です。ストーカー行為も,多くの国で犯罪とされています。
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恐れからの自由 ― 可能ですか目ざめよ! 2005 | 8月8日
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a 配偶者との別居が聖書の原則に反しないと言える状況については,「目ざめよ!」誌,2002年2月8日号,10ページをご覧ください。
b 家庭内暴力に遭っている人たちについては,「目ざめよ!」誌,2001年11月8日号,3-12ページや,1993年2月8日号,3-14ページをご覧ください。
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