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援助の手は至る所に目ざめよ! 2001 | 7月22日
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ボランティアと共に働く多くの指導者やコーディネーターが,ボランティアには「金と同じ価値」があると感じている一方で,ボランティアの活動の多くは正しく評価されていません。こうした状況の改善を図るため,国連は2001年を,ボランティアにスポットライトを当てる年とすることを決めました。「ボランティア国際年」という囲み記事は,国連の掲げる目標の一部を取り上げています。
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援助の手は至る所に目ざめよ! 2001 | 7月22日
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[5ページの囲み記事/図版]
ボランティア国際年
1997年11月20日の国連総会において,2001年を「ボランティア国際年」(IYV2001)とすることが宣言されました。国連によると,2001年中に達成を目指す四つの目標があります。
認識を高める ボランティアの業績を調査・記録したり,際立ったボランティア活動を表彰したりすることによってボランティアの重要性を認識するよう,各国政府に働きかける。
環境の整備 ボランティア活動を兵役の代替行為として認めたり,免税制度を設けたりしてボランティア精神を奨励するよう,各国に勧告する。
ネットワーク ボランティア活動の成功例を報道する面でのいっそうの助力を報道機関に求める。そうするなら,成功したプロジェクトを他の場所でも実施することができ,「それぞれの地域社会でゼロから始めなくて済む」。
推進 ボランティア活動の社会貢献を一般の人に知らせるための展示会を催すよう,各ボランティア団体に働きかける。
国連は,IYV2001によって,ボランティア活動の要請が増え,ボランティア志願者が多くなり,増大する社会の必要にボランティア団体が応じるための資金や環境も充実することを期待しています。国連のこの決議が掲げる目標に,合計123の政府が賛同しています。
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