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神の王国聖書に対する洞察,第1巻
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ヨハネの任務は,人々の「心」をエホバに,その契約に,また「忠節と義とをもって恐れなく神聖な奉仕をささげる特権」に向けさせて人々を「立ち返らせ」,そのようにして「準備のできた民」をエホバのために整えることでした。(ルカ 1:16,17,72-75)ヨハネは人々が神による裁きの時に直面していること,つまり『天の王国が近づいた』ので,悔い改めて神の意志と律法に対する不従順の道から離れるのが急を要する事柄であることを彼らにはっきりと告げました。これもまた,進んで従う臣民,つまりエホバの道と律法の正しさを認識すると共に高く評価する人たちだけを持つというエホバの規準を強調するものでした。―マタ 3:1,2,7-12。
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神の王国聖書に対する洞察,第1巻
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エホバはイスラエル国民の全歴史を通じて,人々の自ら進んでする奉仕と従順に関心を抱いていることを明らかにされました。(申 10:12-21; 30:6,15-20; イザ 1:18-20; エゼ 18:25-32)そして,教え諭し,戒め,懲らしめ,警告し,処罰なさいました。しかし,王や民のいずれに対しても強制的に義の道に従わせるためにご自分の力を行使したりはなさいませんでした。徐々に生じた悪い状態,人々が遭遇した苦しみ,被った災難などは皆,彼らが自ら招いたものでした。なぜなら,人々は強情にも心をかたくなにし,愚かにも自分自身の最善の益を損なう独立の道をあくまでも進んで行ったからです。―哀 1:8,9; ネヘ 9:26-31,34-37; イザ 1:2-7; エレ 8:5-9; ホセ 7:10,11。
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