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  • 祖父母と同居するようになったけれど,どうすれば順応できるのだろう

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  • 祖父母と同居するようになったけれど,どうすれば順応できるのだろう
  • 目ざめよ! 1992
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目ざめよ! 1992
目92 7/22 18–20ページ

若い人は尋ねる…

祖父母と同居するようになったけれど,どうすれば順応できるのだろう

あなたはこれまでずっとおじいさんやおばあさんと仲良くしてきました。一緒に過ごすひと時は楽しくて特別な時間でした。でも今,おじいさんとおばあさんはあなたの家に引っ越して来ています。

おじいさんとおばあさんが引っ越して来ると,関係する人全員が調整をすることになるかもしれません。a みんなお互いのやり方に合わせる必要があります。でも,状況は決して絶望的ではありません。聖書の原則を当てはめれば,あなたは家族の分裂ではなく協力に貢献することができます。

愛の力

家族の緊張をできるだけ少なくする一つの方法は,コリント第一 16章14節の「すべての事を愛をもって行ないなさい」という原則を当てはめることです。クリスチャンの愛は『多くの罪を覆い』ます。(ペテロ第一 4:8)「ファミリー・リレーションズ」という雑誌に載ったある研究が示している通り,年老いた親族に対する純粋な愛と愛情には実際的な価値があり,世話をする側のストレスや緊張を最小限にします。

残念なことに,若い人がみな祖父母に対してこうした愛情を感じているわけではありません。年を取った役立たずと軽べつして見ている若者もいます。しかし,クリスチャンの若者が年取った人をそのようにみなすことはありません。かえって,箴言 20章29節の,「老いた者の光輝はその白髪である」という言葉を思い起こします。おじいさんやおばあさんは円熟し,経験を積んでおられます。すばらしいアドバイスや指導を与えてくださるかもしれません。クリスチャンであるなら特にそう言えます。そしてほとんどのおじいさんやおばあさんと同じように,あなたが思っているよりずっと深くあなたのことを気にかけておられるでしょう。―箴言 17:6。

これまでそれほど親しい関係でなかったのであれば,状況を変えてみるのはどうですか。そのように考えたある十代の女の子は友情を態度で表わすことにしました。その時のことを思い出しながらこう語っています。「おばあちゃんだったらこの色の組み合わせが好きじゃないかなと思ったソックスを1足買ってあげました。おばあちゃんったら,そのソックスを来る人全員に見せるんです」。同じように,毎日ちょっと時間をとって会話してみることもできるでしょう。使い走りをすることを申し出ることもできます。そうすることは,おじいさんやおばあさんともっと親しくなるのに大いに役立つでしょう。

もちろん,状況によってはみんなの愛が試されることもあるでしょう。年を取った人にとって新しい環境に慣れるのは大変なことでしょう。病気かもしれませんし,気分の悪い時もあります。ですから,あなたは生活様式を幾らか調整しなければならないでしょうし,もしかすると犠牲も払わなければならないかもしれませんが,おじいさんやおばあさんにとっても楽ではないということを認めましょう。実際,おじいさんとおばあさんにとって「災いの日々」なのかもしれません。(伝道の書 12:1)若いころに,あなたの親の面倒を見てくださったことを感謝しましょう。神はあなたが祖父母を世話することを「当然の報礼」,またご自身に対する専心の表われとみなされます。―テモテ第一 5:4。ヤコブ 1:27。

歩み寄りのためのこつ

しかし,あなたがおじいさんやおばあさんに無私の思いやりを示せば,たいてい問題を回避することができます。(フィリピ 2:4)例えば,年配の人はたいてい物音に非常に敏感で,大きな音の音楽にいらいらするかもしれないということを覚えておくとよいでしょう。(伝道の書 12:4)また,友達を呼ぶたびに騒がしくしていると,それもいらいらの原因となるかもしれません。そうした問題は口喧嘩のもとになりやすいものです。しかし聖書は,『上からの知恵は平和を求め,道理にかなっている』ことを思い出させてくれます。―ヤコブ 3:17。

平和を求める人は平和を促進します。他の人と良い関係を保つために,自分にとって都合が悪くても,進んで努力します。同じように,道理にかなった人は自分のやり方に常に固執することはなく,他の人の見方に進んで合わせます。こうしたことを頭に入れて,おじいさんやおばあさんに穏やかに近づいてみてください。自分の“権利”を要求するのではなく,歩み寄りを目指してください。

友達には,おじいさんやおばあさんが買い物に行っている日に来てもらうことができるでしょう。あるいは,もっと早い時間に来てもらうだけで,はじめから音についてもっと大目に見てもらえるかもしれません。もちろん,いつでも意見が一致するというわけではありません。おじいさんやおばあさんの好みに合わせるだけにするのが最善かもしれません。たぶん,友達とは他の場所で会えるでしょうし,音楽を聴きたければヘッドホーンをすることができます。不便ですか。もちろんそうでしょう。でも,そうすることによって平和を保つ手伝いをしているのです。

おじいさんやおばあさんにあなたをいらいらさせるような癖がある場合にも,歩み寄る能力は役立ちます。例えば,あなたのプライバシーを尊重してくれないと思える時があるかもしれません。もしかすると,あなたが宿題で忙しい時に,おしゃべりをしたがるかもしれません。いらいらするよりも,おじいさんやおばあさんは多分ちょっと寂しくて,相手になってもらいたいと思っているだけだということを認めましょう。壁を作ったり,冷たくあしらったりすることは事態を悪化させるだけであり,お年寄りに対する敬意の欠如を表わしています。(箴言 18:1)19歳のクリスは歩み寄ろうとしました。そして,「両方の都合がよい時に,こちらからおばあちゃんに話しかけるようにしました」と語っています。

平衡を保ちなさい

おじいさんやおばあさんにかなりの個人的な配慮や世話が必要な場合はどうですか。おじいさんやおばあさんを愛するといっても,あなたがこの責任を一人で負わなければならないということではありません。実際,聖書はそうした義務を「子供や孫」が分担すべきことを示しています。(テモテ第一 5:4)ですから,あなたの親はこの点でおもな責任を持っており,仕事をどのように分担すれば公平かを決めることができます。その上,ペテロ第一 1章13節はクリスチャンに,『あくまでも冷静さを保つ』ように,あるいはこの節の脚注の訳によれば,『平衡を保つ』ように勧めています。仕事の分担を引き受け過ぎると,疲れ果てたり,結局は恨みの気持ちが育ったりしかねません。

クリスチャンの平衡は,自分の限界と家族の成員の限界に対処する上での助けにもなります。確かに,すべての人が『神の霊の実』を表わすよう特別に努力すべきです。(ガラテア 5:22,23)しかし家族の成員の中には,誠心誠意つくしていても,かっとなりやすい人もいるかもしれません。でも,腹を立てるかわりに,「わたしたちはみな何度もつまずくのです。言葉の点でつまずかない人がいれば,それは完全な人であり,全身を御することができます」という事実を受け入れましょう。(ヤコブ 3:2)実際のところ,時々家族に摩擦が生じても,深刻に心配する理由とはなりません。

内密の話し合い

あなたが親と話し合うだけで,もっと多くの良いことを行なえます。『内密の話し合いのないところには計画のざ折があります』。(箴言 15:22)例えば,あなたは自分の部屋がなくなったので,緊張やいらいらを感じていますか。おじいさんやおばあさんの世話の点で自分が不公平な荷を負っていると思えてなりませんか。すねたり落ち込んだりする代わりに,自分の気持ちを親に伝えましょう。

もちろん,親自身もストレスを感じているかもしれず,事態を変化させるだけの力がないかもしれません。ですから,ふさわしい時を見つけて,要求するような態度ではなく穏やかな調子で話し,共通の問題として取り組んでください。(箴言 15:23)自分が悩んでいる事柄を正直にはっきりと話します。(エフェソス 4:25)問題を打ち明けさえすれば,少なくとも思いやりをもって耳を傾けてもらえるでしょう。また,実行可能な解決策を見つけることさえできるかもしれません。

読書や勉強のためのプライベートな場所が必要なのであれば,家の中のある部分をあなた用に取り分けることができるかもしれません。あるいは,兄弟か姉妹がいるなら,家事の分担を減らしてもらえるかもしれません。ある家族では,十代の男の子がおばあさんのために本を読んであげることになり,二人ともそれを楽しみ,心待ちにしていました。女の子二人は着替えと入浴を手伝うよう割り当てられました。

報いのある経験

恐らく,おじいさんやおばあさんと同居するというのは,祖父母とあなたの両方にとって生まれて初めての経験でしょう。でも,みんなが辛抱や愛や進んで譲歩する精神を示せば,とても報いの多い経験となるでしょう。あなたには,あなたのことを本当に気にかけてくれる,賢くて経験豊かな二人の人との温かくて愛情深いきずなを成長させる機会があるのです。そうした友情は同年代の仲間との一時的な関係よりもはるかに大きな満足をもたらすものとなるでしょう。そしてそれはあなたが人間として成長するのに役立ちます。ビバリーという名前の若い女性は,「祖母の世話は,これからの人生で必要になる自己犠牲という特質を身に着ける機会だと思います」と言っています。

アロンという若者も同じようなことに気づきました。こう語っています。「おばあちゃんと一緒に時間を過ごしたおかげで,会衆の年配の人たちと話せるようになりました。こんにちは,くらいしか言わなかったんですけど,今では少し時間をとって一人一人と会話しています。とっても楽しいんです。そして,そういったお年寄りを友人と考えるようになりました」。

ですから,ただ状況を我慢するだけでなく,それを十分活用するようにしましょう。時がたてば,あなたの祖父母が引っ越して来た日を懐かしく思うようになるでしょう。

[脚注]

a 本誌1992年7月8日号の「おじいさんとおばあさんはどうして引っ越して来たのだろう」という記事をご覧ください。

[19ページの図版]

おじいさんやおばあさんとの友情は豊かな満足をもたらすだろう

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