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  • 若い人が尋ねる質問 ― 実際に役立つ答え,第2巻
若い人が尋ねる質問 ― 実際に役立つ答え,第2巻
質2 6–10ページ

はじめに

最も良いアドバイス ― どこから得られるのだろう

女の子の場合

最近転校してきたかっこいい男の子のことが,あなたの頭から離れません。こう思います。『どうせわたしのことなんか目に入っていないんだから,空想するだけならいいじゃない』。しかも,そう思っているのはあなただけではありません。その子はみんなのあこがれの的なのです。ほかの女の子たちがいつも話題にしているので,あなたもよく分かっています。

ふと気づくと,その子があなたのほうを見ています。しかも,さわやかな笑顔を向けています。あなたもほほえみます。すると彼はこちらにやって来ます。

「やあ」。はにかみながら声をかけてきます。

「こんにちは」とあなた。

「僕はブレット。よろしく」。

あなたは思わず,「転校生よね」と言います。

「少し前に引っ越してきたんだ」。

ブレットが自分に話しかけているなんて,まだ信じられません。

「あのさ」とブレットは続けます。「今日の放課後,うちにみんなが集まるんだけど,来ない?」

そして身を乗り出し,内緒だよというそぶりでこう言います。

「実は,うちの親もいないし,お酒もあるんだ。どう? 来ない?」

ブレットはあなたの返事を待っています。ほかの女の子なら,迷わず「行く」と答えるでしょう。

あなたはどう答えますか。

男の子の場合

クラスメートが二人,近づいて来ます。胃が痛くなってきました。今週になってすでに2回,たばこを吸うよう迫られたからです。これで3回目です。

一人目の子が言います。「またひとりぼっち? いいものをあげるよ」。「いいもの」と言いながら,にやっとしてポケットから何かを取り出し,あなたに差し出します。

その子の親指と人差し指の間にたばこのようなものが見えます。あなたは,それが何かはっきり分かります。胃がさらに痛くなってきました。

あなたは言います。「いや,前にも言ったけど……」。

もう一人の子がさえぎってこう言います。「宗教なんだろ? 何にもできないんだよな」。

「それとも,こわいのか」と最初の子。

「こわくなんかないよ」とあなたは勇気を振り絞って答えます。

すると,もう一人の子があなたの肩に腕を回し,「いいから試してみなよ」とささやきます。

最初の子がその白い物をあなたの顔に近づけ,静かにこう迫ります。「だれにも言わないから,ばれないさ」。

あなたはどうしますか。

このような場面は事実上,世界のどこでも毎日生じています。とはいえ,そうした状況に対処する点で他の若者よりも備えができている人がいるのも確かです。たばこを吸うようにと誘惑される男の子は,その状況でこう考えるかもしれません。『言いなりになりたくはないけど,これ以上耐えられない。みんなと同じように“普通”にしたらだめなんだろうか』。また,デートに誘われる女の子はこう思うかもしれません。『彼はちゃんとした人だし,一度だけ,今回だけ,いいよって言ってはだめなのかな』。

しかし一方,多くの若者は自信を持って信念を貫くよう訓練されています。そのため,不思議に思えるかもしれませんが,間違ったことをさせようとする圧力をあまり感じていません。あなたもそうなりたいと思いますか。うれしいことに,それは可能です。どうすればよいのでしょうか。

若者が自信を持って困難に立ち向かう上で助けになるのは,聖書です。聖書は,神の霊感のもとに記された言葉ですから,最も良いアドバイスが収められています。(テモテ第二 3:16,17)どんな分野で聖書は役立つでしょうか。下のリストを見てください。あなたが特に関心のあるものに✔を付けましょう。

❏ 異性とのかかわり

❏ 体の変化に対応する

❏ 友達を作る

❏ 学校生活を乗り切る

❏ お金の管理

❏ 親とうまくやっていく

❏ 感情をコントロールする

❏ レクリエーションの選択

❏ 霊性を高める

4,5ページを見ると分かるとおり,上に挙げた点はこの本の九つのセクションに対応しています。どれに印を付けましたか。まずそのセクションを読みたいと思うかもしれません。聖書の原則はこれらすべての分野で助けになります。どのように役立つのかが,今あなたが読んでいるこの本の中で示されています。a

この本では,あなたが自分の考えを表現する機会があります。例えば,各章の終わりのほうには,「やろうと思うこと」という囲みがあります。そこでは,読んだことをどのように当てはめられるかについて,あなたの考えを書くようになっています。また,「仲間の圧力への対策プラン」(132,133ページ)のようなワークシートは,直面する問題についてよく考え,実際的な対処法を考え出すのに役立ちます。さらに,各セクションの最後には「書いてみよう」というページがあり,扱われている内容が生活にどのように当てはまるかについて書けるようになっています。さらに,この本には「手本にしたい人」というページが全部で九つあり,見倣うべき聖書中のさまざまな人物が取り上げられています。

聖書は,「知恵を得,理解を得よ」と強く勧めています。(箴言 4:5)「知恵」や「理解」には,単に善悪を見分ける以上のことが関係しています。広い視野に立って見る必要があるのです。例えば,間違った歩みの結果と正しいことを行なうときの報いについて知っているなら,自信と勇気をもって仲間の圧力に立ち向かうことができるでしょう。

直面する問題に圧倒されそうに感じるとしても,そうした問題にぶつかっているのはあなただけではありません。同じような困難を経験し,うまく切り抜けてきた人たちがいるのです。あなたもそうできます。「若い人が尋ねる質問 ― 実際に役立つ答え」,第2巻をよく活用してください。ほかのどこにも見いだすことのできない最も良いアドバイスが聖書から得られることを確信できるでしょう。

[脚注]

a この本の内容の多くは,エホバの証人の発行した「目ざめよ!」誌に定期的に掲載されている「若い人は尋ねる」の記事から取られています。

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