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  • 輸血に代わる良質の医療
    血はあなたの命をどのように救うことができますか
    • 赤血球内のヘモグロビンは,健康と命に必要な酸素を運びます。ですから,もし人が大量の血液を失うなら,それをただ単に補充するのは道理にかなったことだと思えるかもしれません。普通は100ccの血液に14ないし15㌘のヘモグロビンが含まれています。(濃度を測定する別の尺度はヘマトクリット値であり,約45%が普通の値です。)ヘモグロビンが10㌘(ヘマトクリット値が30%)を下回ったなら,手術前に患者に輸血を施すことが“ルール”として受け入れられています。スイスの雑誌「ボックス・サンギニス」(1987年3月号)は「[麻酔専門医]の65%は,緊急を要しない手術の場合,患者の手術前のヘモグロビン量が100cc中10㌘に達していることを要求した」と伝えました。

      しかし,1988年に開かれた輸血に関するある会議では,ハワード・L・ツァオダー教授が,「我々はどのようにして“マジック・ナンバー”を得たのか」と問いかけ,次のように率直な発言を行なっています。「麻酔をかけられる前に患者のヘモグロビン量は10㌘に達しているべきであるとする要求がなぜあるのか,その理由は伝統によって覆い隠され,あいまいさに包まれている。臨床的あるいは実験的な証拠に裏づけられてもいない」。考えてみてください。『あいまいで裏づけのない』要求によって,大勢の患者に輸血が施されているのです。

      ある人々は,『ヘモグロビン量が14よりずっと少なくてもやってゆけるのに,どうして14が普通とされているのか』と考えるかもしれません。それは,ヘモグロビンがそれだけあれば,酸素運搬能がかなり蓄積されることによって,運動や重労働の備えができるからです。貧血の患者を研究した結果,「ヘモグロビン濃度が100cc中7㌘という低さでも,労働能力に欠陥を見いだすのは困難である」ことさえ明らかになっています。「機能がやや損なわれるに過ぎないことを発見した人もいる」のです。―「今日における輸血の習慣」,1987年。

      大人はヘモグロビン量が少なくても順応できるとしても,子供はどうでしょうか。ジェームズ・A・ストックマン3世博士はこう述べています。「未熟児はわずかな例外を除いて,最初の1か月ないし3か月間,ヘモグロビンの減少を経験する。……育児室という環境でどんなときに輸血を施すべきか,その方針は明確に定められていない。実際,多くの乳幼児はヘモグロビン濃度がかなり低くても,見たところ臨床上の困難な問題もなく,それに耐えているように思える」―「北アメリカの小児科診療所」,1986年2月号。

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      「ある権威者たちは,ヘモグロビンの量が100cc中2ないし2.5㌘まで下がっても受け入れられる,と述べている。……健康な人なら,赤血球細胞全体の50%を失っても耐えることができ,失血が幾らかの期間にわたって生じるなら,ほとんど全く症状は現われない」―「輸血の技術」,1982年。

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