昨年度のハイライト
クリスチャンとしての生活と奉仕のための新しい集会
2015年10月3日,ペンシルバニア州のものみの塔聖書冊子協会の年次総会で,統治体のアンソニー・モリスは,神権宣教学校,奉仕会,会衆の聖書研究が新しい集会に変更されることを発表しました。その名称は,「クリスチャンとしての生活と奉仕」です。モリス兄弟は,「わたしたちの王国宣教」が「クリスチャンとしての生活と奉仕 集会ワークブック」に変わることも説明しました。この4色刷り,8ページのワークブックは毎月発行され,毎週の集会の予定と共に,個人で行なう聖書通読をさらに意味深いものとするための挿絵が載せられています。
新しい集会はおもに3つのセクションに分かれています。
神の言葉の宝。このセクションの初めは10分の話で,週ごとの聖書通読とワークブックの挿絵に基づいています。その後,「霊的な宝石を見つける」という質問と答えによる討議が8分で扱われます。これは週ごとの聖書通読に基づいています。そして,4分の聖書朗読が行なわれます。
野外奉仕に励む。このセクションでは通常,3人の生徒がそれぞれ最初の訪問,再訪問,聖書研究で教える方法を実演します。
クリスチャンとして生活する。このセクションでは,毎日の生活における聖書の原則の実際的な適用を考えます。質問と答えの討議で扱われる会衆の聖書研究は重要な部分です。
世界中の奉仕者から,新しい集会による実際的な訓練への感謝が寄せられています。オーストラリアの兄弟はこう書きました。「生活と奉仕の集会は素晴らしいです! 資料は今の生活にいっそう結びついていて,扱い方はシンプルです。各部が短く,要点が明快で,ビデオを用い,子どもたちも参加できる魅力的なものなので,晩の時間があっという間に過ぎるように感じます」。
イタリアのある長老団はこう述べています。「この新しい集会によって,わたしたちはよりしっかり準備するよう鼓舞され,結果として教え方が向上しました。新しい週日の集会は,エホバがご自分の民を教える面での際立った精錬です。15歳の伝道者は,『前は,集会で集中しているのが難しかったです。でもこの新しい集会のおかげで,家でよく予習して,ずっと集中できるようになりました』と言いました」。
オーストリアの家族はこう言っています。「10歳の娘と一緒に週ごとの聖書通読を行なうのは大変でした。でも,『神の言葉の宝』のセクションでより自由に注解したいと思うようになりました。今では家族3人で週ごとの聖書通読のために楽しく準備しています。さらに,娘の霊的進歩も見ることができました」。
ドイツのイーネスはこう語ります。「わたしは励みを受け,資料をよく予習して深く考えるようになりました。これまではあまり調査していませんでした。今ではエホバとの関係がより強くなりました。サタンの世にいると,本当に疲れ果てるように感じますが,集会で力を取り戻し,頑張る意欲がわいてきます」。
ソロモン諸島の多くの会衆は,新しい週日の集会を存分に楽しんでいますが,十分の益を受けるために相当の努力を払っています。兄弟たちは,電気やインターネットの通じていない奥地で簡素な自給自足の生活を送っています。どのようにして映像機器や,集会のための毎月のビデオを手に入れるのでしょうか。マライタ島の会衆では,伝道者たちが協力して乾燥ココナツを売ることにしました。そうして得た資金を会衆に寄付し,太陽エネルギーで充電できる簡単な動画再生システムを購入しました。そして兄弟たちは,毎月のビデオを手に入れるためインターネットがつながる場所まで行き,ビデオファイルをダウンロードし,会衆の仲間に見せるようにしています。
米国のある兄弟はこう書いています。「わたしは,どちらかと言うと絵を見て学ぶほうだと思います。40年ほど苦労してきました。他の人に説明できるようになるまで理解するには,数回読まなければなりませんでした。それで,統治体がこれらの視覚教材を準備してくださることに感謝をお伝えしたいです。聖書各書の紹介ビデオは素晴らしく,集会ワークブックの挿絵もまさにわたしが必要としていたものです! エホバは明らかに皆さんの努力を祝福してくださっています。本当にありがとうございます」。
マラウイ