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アブラハム聖書に対する洞察,第1巻
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アブラハムは羊や牛の群れと共に旅を続け,ダマスカスを経てシェケム(エルサレムの北48㌔の所)に,モレの大木林の近くにまで来たものと思われます。(創 12:6)ここでエホバは再びアブラハムに現われ,「あなたの胤にわたしはこの地を与えよう」と言明して,ご自分の契約としての約束を確認すると共に敷衍されました。(創 12:7)アブラハムはそこにエホバへの祭壇を築いただけでなく,その地を南下してゆく途中,ほかにも幾つか祭壇を築いてエホバの名を呼び求めました。(創 12:8,9)やがて厳しい飢きんが起きてアブラハムは一時エジプトへ移動せざるを得なくなり,自分の命を守るためにサラを自分の妹だと述べました。そのためファラオは,美しいサラを自分の妻にしようとして自分の家に召し入れました。しかし,ファラオがサラを犯す前に,エホバはファラオがサラを返すよう事を運ばれました。その後アブラハムは,カナンにあるベテルとアイの間の宿営地に戻り,再び「エホバの名を」呼び求めました。―創 12:10–13:4。
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エバル山聖書に対する洞察,第1巻
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エバル山の頂から北を見ると,ガリラヤの地の大部分と,ヘルモン山も見ることができます。南にはエルサレム周辺の高台,西にはシャロンの平原と地中海が見えます。東は,ヨルダン川の向こうのハウランに至るまで見渡すことができます。アブラム(アブラハム)はかつてこれら二つの山に挟まれた渓谷の中の,モレの大木林の近くに宿営を張りました。―創 12:6。
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