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  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1997
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1997
塔97 1/1 30–31ページ

彼らはエホバのご意志を行なった

イサクの妻を探し出す

井戸のそばに腰を下ろしている年配の男性は疲れきっていました。この人と従者たちは10頭のらくだを連れ,遠いベエル・シェバ近辺からメソポタミアの北部まで,距離にして約800㌔余りの長旅をしてきたのです。a ついに目的地にたどり着いた今,この疲れ果てた旅行者は,しばらくこの難しい任務について思いめぐらします。この人はだれでしょうか。なぜこの困難な旅をすることになったのでしょうか。

この人はアブラハムの僕であり,「家の者のうち最年長」でした。(創世記 24:2)この記述の中に名前は挙げられていませんが,この人は恐らくエリエゼルでしょう。アブラハムがある時,「相続人としてわたしの跡を継(ぐ)」ことになる「わたしの家の子」と評した人物です。(創世記 15:2,3)もちろん,その時アブラハムとサラに子供はいませんでした。今では息子のイサクは40歳です。エリエゼルはもはや主要な相続人ではないものの,アブラハムの僕ですから,アブラハムの難しい要請に応じました。その要請とは何でしたか。

難しい任務

アブラハムの時代,結婚は家族だけでなく部族全体つまり族長社会全体に影響を及ぼしました。ですから,親が子供たちの配偶者を選ぶことは習慣となっていました。ところがアブラハムは,息子イサクの妻を探す段になって,窮地に陥りました。近くに住むカナン人との結婚は,彼らの生き方からして問題外でした。(申命記 18:9-12)また,同じ部族の人と結婚することが習慣となっていましたが,アブラハムの親族は何百キロも離れたメソポタミアの北部に住んでいました。イサクを単にそこに移すわけにはゆきませんでした。なぜなら,エホバはアブラハムに,「あなたの胤にこの地[カナンの地]を与える」と約束されたからです。(創世記 24:7)それで,アブラハムはエリエゼルにこう言いました。「わたしの国,わたしの親族のもとに行ってぜひともわたしの息子イサクのために妻を迎えるように」― 創世記 24:4。

長い旅を終えたエリエゼルは,井戸のそばで休息をとりながら,自分の任務について熟考しました。エリエゼルは,もうすぐ女たちが夜に使う水をくみに来ることに気づきました。そこでエリエゼルはエホバに懇願しました。「若い女で,『どうかあなたの水がめを下ろして飲ませてください』とわたしが言うときに,『お飲みください。そしてあなたのらくだにも水を上げましょう』と言う者,その者をあなたの僕,イサクのためにぜひ選び定めてくださいますように。そのようにして,わたしの主人に忠節な愛をお示しになったことを,わたしに知らせてくださいますように」― 創世記 24:14。

まだ祈っている最中に,リベカと言う名の魅力的な若い女性が近づいて来ました。「どうかあなたのかめからほんの少し水を飲ませてください」とエリエゼルは言いました。リベカはそのとおりにし,それからこう言いました。「あなたのらくだたちのためにも,全部が飲み終えるまで水をくんでまいりましょう」。これは大変な申し出でした。のどの渇いたらくだは,1頭でもわずか10分間に約95㍑の水を飲めるからです。エリエゼルのらくだがそこまでのどが渇いていたかどうかは別にして,リベカは自分の申し出た仕事がとてもきついことを知っていたに違いありません。確かにリベカは,「かめの水を急いで飲みおけに空け,水をくむため何度も井戸に走り,こうしてすべてのらくだのためにくみ続け(ました)」。―創世記 24:15-20。

エホバの導きを感じたエリエゼルは,今日の値段で言うと1,400㌦(約15万4,000円)相当の金の鼻輪一つと金の腕輪二つをリベカに与えました。リベカが,自分はアブラハムの兄弟ナホルの孫娘であると告げたとき,エリエゼルは神に感謝の祈りをささげ,「エホバはわたしを主人の兄弟たちの家へと導いてくださいました」と言いました。(創世記 24:22-27)エリエゼルはリベカの家族に引き合わされました。やがてリベカはイサクの妻となり,メシアであるイエスの先祖になる特権を得ました。

わたしたちに対する教訓

エホバは,神を恐れる配偶者をイサクのために探し出そうとするエリエゼルの祈りのこもった努力を祝福されました。しかしイサクの結婚は,アブラハムを通して胤を生み出すという神の目的と直接結びついていたことを思い出してください。ですから,この記述から,配偶者を祈り求める人すべてに配偶者が奇跡的に与えられると結論すべきではありません。それでも,もしわたしたちがエホバの原則に堅く付き従うなら,エホバは結婚生活あるいは独身生活で経験する難しい問題を耐え忍ぶための力を与えてくださるでしょう。―コリント第一 7:8,9,28。フィリピ 4:11-13と比較してください。

エリエゼルはエホバの方法で物事を行なうため,多大の努力を払わなければなりませんでした。わたしたちもエホバの規準に従うのは必ずしも簡単ではないことに気づくかもしれません。例えば,神権的な活動を妨げない就職先,神を恐れる配偶者,築き上げる仲間,堕落していない娯楽を見つけるのは難しいかもしれません。(マタイ 6:33。コリント第一 7:39; 15:33。エフェソス 4:17-19)それでも,エホバは聖書の原則を曲げようとしない人たちを支えることがおできになります。聖書はこう約束しています。「心をつくしてエホバに依り頼め。自分の理解に頼ってはならない。あなたのすべての道において神を認めよ。そうすれば,神ご自身があなたの道筋をまっすぐにしてくださる」― 箴言 3:5,6。

[脚注]

a らくだの平均速度を考えると,この旅は25日以上かかったかもしれません。

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