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レア聖書に対する洞察,第2巻
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レアはヤコブの最初の妻となりました。それは夜に,ラバンがヤコブを欺いて,ヤコブの愛するラケルの代わりにレアを妻として与えたからでした。ヤコブはだまされたことに抗議しますが,ラバンは下の娘を長女より先に結婚させるのはその地方の習慣ではないと主張します。花嫁となる女性をベールでしっかり覆うという古代の東洋の習慣と調和して,レアはベールで覆われていたようです。これは策略を成功させるのに役立ったに違いありません。ヤコブはラケルを思って7年間仕えてきましたが,この労働に対してレアを受けました。レアと共に7日から成る一週を祝った後にラケルが与えられましたが,ヤコブはラケルの代価を支払うためにさらに7年間働かなければなりませんでした。―創 29:18-28。
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結婚聖書に対する洞察,第1巻
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祝い 結婚式そのものには形式ばった儀式などはありませんでしたが,それでもイスラエルでは大変喜ばしい結婚式が祝われました。結婚式の当日,花嫁は普通,自分の家で入念な準備をしました。まず,水浴をし,体に香油を塗りました。(ルツ 3:3; エゼ 23:40と比較。)花嫁は財政事情にもよりますが,付き添いの婦人たちに助けてもらって胸帯を締めたり,多くの場合,立派な刺しゅうを施した,白くて長い衣を着たりすることもありました。(エレ 2:32; 啓 19:7,8; 詩 45:13,14)花嫁は装飾品や宝石で身を飾ることができる場合はそのようにし(イザ 49:18; 61:10; 啓 21:2),次いで,軽い衣装,つまり頭から足まで届く,一種のベールをかぶりました。(イザ 3:19,23)こうしたことを考えれば,どうしてラバンがやすやすとヤコブを欺くことができ,ラケルの代わりにレアを与えようとしていたことをヤコブが知らずにいたのかが分かります。(創 29:23,25)リベカはイサクに会うために近づいた時,頭の覆いをかぶりました。(創 24:65)このことは,花嫁が花婿に ― その権威に ― 服従していることを象徴しました。―コリ一 11:5,10。
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