-
アルノンの奔流の谷聖書に対する洞察,第1巻
-
-
死海の東岸を南へ半分ほど下った所で,アルノンの谷の深い峡谷が高い台地の地域を切り通しています。この奔流,つまりワディ・ムージブ(ナハル・アルノン)は,数多くの支流を集め(民 21:14),ヨルダン川を別にすれば,四季を通じて死海に注ぎ込む唯一の重要な流れとなっています。赤茶色の砂岩の険しい断崖が鋭く切れ落ちて狭い谷の両側面を成しており,谷には四季を通じて涸れることのない,澄んだ水の小さな流れがあって,沢山の魚が見られます。流域には,ヤナギやキョウチクトウその他の草木が豊かに茂っています。流れが峡谷の険しい壁面の間を抜けて平たんな死海沿岸部に入るあたりで,川幅は12から30㍍,水深も0.3から1.2㍍と様々に変わります。
アルノンの峡谷。深さが520㍍近く,幅が約3㌔ある
-
-
書,書物,本聖書に対する洞察,第1巻
-
-
“エホバの戦い”の書 民数記 21章14,15節でモーセが引用しているこの書は,神の民の戦いに関する信頼できる記録もしくは歴史の書であったに違いありません。それはロトとその家族をとりこにした,同盟した4人の王たちに対してアブラハムが首尾よく戦った記録で始まっていたかもしれません。―創 14:1-16。
-