(Sirion)
昔のシドン人がヘルモン山に付けた呼び名。アモリ人はこの山をセニルと呼びました。(申 3:9)シルヨンという名前は,シリア北部の沿岸にあるラス・シャムラで発見されたウガリット文書に出ており,このことは聖書の正確さを確証しています。セニルのように,シルヨンもヘルモン山の特定の部分を指しているのかもしれません。(代一 5:23と比較。)詩編 29編6節では,シルヨンとレバノンが一緒に挙げられています。この理由で,シルヨンはアンティ・レバノン山脈を指しているのかもしれないという意見も出ています。―「ヘルモン」を参照。