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  • 科学と聖書は相いれないものですか
  • 目ざめよ! 1997
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目ざめよ! 1997
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聖書の見方

科学と聖書は相いれないものですか

古くは飛行機や原子爆弾,最近では細胞の遺伝子操作やクローン羊に至るまで,この20世紀という時代は科学に支配されてきました。科学者の力により,人間は月に着陸でき,天然痘は根絶され,農業に革命がもたらされ,幾十億もの人々が瞬時に世界的規模のコミュニケーションを行なえるようになりました。ですから,科学者たちの言うことに皆が耳を傾けても驚くには当たりません。しかし,科学者たちは聖書に関しては何と述べているのでしょうか。また,聖書は科学について何と述べているでしょうか。

奇跡は非科学的か

現代の一百科事典は,「科学的な思考をする人は,“原因と結果”の関係を信じる。どんな事象についても全く自然科学的な説明ができると考えている」と述べています。聖書を研究する人たちも,証明済みの科学的原則を受け入れますが,現在の知識では科学的に説明のつかない奇跡的な出来事に聖書が何度も言及していることも認めます。例えば,ヨシュアの時代に太陽が静止したことや,イエスが海の上を歩いたことなどがそうです。(ヨシュア 10:12,13。マタイ 14:23-34)しかし,これらの奇跡は神の力が超自然的な方法で作用した結果生じたものとして描写されています。

この点は重要です。聖書が,人は神の助けを借りずに海の上を歩ける,もしくは太陽の天球上の運動は何の理由もなく中断される,と主張していたなら,科学的な事実に矛盾するように思えるかもしれません。しかし,聖書が,そのような出来事を神の力に帰するとき,その記述は科学と矛盾しているというよりも,科学がまだ入り込めない分野へ話を広げているのです。

聖書は科学と矛盾しているか

一方,聖書が人の日常生活で生じる普通の出来事や,植物,動物,自然現象などについて付随的に述べている場合はどうでしょうか。興味深いことに,そのような場合でも,その記述の文脈を考慮するなら,聖書と,知られている科学的事実との矛盾を証明する例は一つもありません。

例えば,聖書は詩的な表現を用いて,幾千年も昔に生きていた人たちの感じ方を表わすことが少なくありません。エホバは空を『鋳物の鏡のように堅く』打ち伸ばした,つまり鍛造したと述べるヨブ記の言葉は,空が明るい反射光を放つ金属の鏡のようであることを見事に描写しています。(ヨブ 37:18)この例えを文字通りに受け止める必要はありません。それはちょうど,地球には「受け台」や「隅石」が備わっているという例えを文字通りに受け止めないのと同じです。―ヨブ 38:4-7。

このことは大切です。というのは,数多くの注釈者たちはこれらの例えを額面通りに受け取っているからです。(サムエル第二 22:8; 詩編 78:23,24をご覧ください。)そのような人たちは,次のようなことを聖書が教えていると結論づけています。「アンカー聖書辞典」からその部分を引用してみましょう。

「人類が居住する地球は,円盤状とも考えられる丸く堅い物体で,限りなく広がる水に浮かんでいるとみなされている。この低層部分の水に平行して,同じように限りなく広がる2番目の水の層が上部にあり,この天の貯水池に開いた穴や水路から雨の形で水が落ちてくる。月や太陽その他の天体は,地球をアーチのように覆う,わん曲した構造物に固定されている。この構造物とは,祭司資料の中のよく知られている“天空”(ラーキーア)である」。

明らかに,この描写は現代科学とは相いれません。しかしこれは,天に関する聖書の教えの公平な評価でしょうか。決してそうではありません。国際標準聖書百科事典によると,ヘブライ人の宇宙観に関するそのような説明は,「実際には,旧約[聖書]が現実に述べている事柄というよりも,暗黒時代のヨーロッパで一般に受け入れられていた考え方に基づいている」のです。そのような中世の考え方はどこから来たのでしょうか。デービッド・C・リンドバーグが「西洋科学の始まり」と題する本の中で説明しているように,そうした教え方はおもに,中世における多くの学問の基礎となる著作を残した古代ギリシャの哲学者,アリストテレスの宇宙論に基づいていました。

神が,20世紀の科学者が気に入るような言葉遣いで聖書を書いたとしても,それは無意味で気を散らすものになったでしょう。聖書に活気を与えているのは,科学的な公式ではなく,その記述を最初に書き記した人たちの日常生活から取られた生き生きとした例えです。その描写は時代を超越した力で今日でも息づいています。―ヨブ 38:8-38。イザヤ 40:12-23。

より高い源からの知識

しかし興味深いことに,聖書の記述の幾つかは,その当時の人々には知られていなかった科学的な知識を反映しているようです。神は「北をむなしい所の上に張り伸ばし,地を無の上に掛けておられる」と,ヨブは説明しています。(ヨブ 26:7)地球が「無の上に」つるされるという発想は,地球は象やカメの上に載っているという古代の大半の人々の神話とは非常に異なっています。モーセの律法の中には,当時の医学的な知識よりもはるかに進んだ衛生上の要求が含まれています。らい病の疑いのある人に対する隔離の規定や,人の死体に触れることを禁止した律法は,多くのイスラエル人の命を救いました。(レビ記 13章。民数記 19:11-16)それとは極めて対照的に,アッシリア人の医療行為は,「宗教と占いと悪霊崇拝の混合」と説明されており,そこには犬の糞と人間の尿とを使った治療が含まれていました。

創造者の霊感による書物であれば当然予想されることですが,聖書には明らかに時代を先取りした科学的に正確な情報が収められています。しかし,古代の人々にとって無意味で混乱を招くような科学的な説明で埋め尽くされているわけではありません。聖書には,既知の科学的な事実に矛盾するようなことは何も書かれていません。一方,聖書は,進化論などの証明されていない理論とは相いれない情報をたくさん含んでいます。

[27ページの拡大文]

地は『無の上に掛けられている』というヨブの言葉は,ヨブと同時代の人々が知り得なかった知識を示唆している

[26ページの図版のクレジット]

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