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ヘロデ聖書に対する洞察,第2巻
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フィリポには,ヘロデアによってもうけたサロメという娘がいました。ヘロデ・アンテパスの前で踊り,母の指図によってバプテスマを施す人ヨハネの首を求めたのは,このサロメだったと思われます。―マタ 14:1-13; マル 6:17-29。
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ヘロデア聖書に対する洞察,第2巻
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ヘロデアは最初,自分のおじと結婚しました。このおじはヘロデアの父の異母兄弟で,ヘロデ大王の別の息子(3人目の妻マリアムネ2世による)であり,イツリアおよびテラコニテの地域支配者フィリポと区別するため,普通はヘロデ・フィリポと呼ばれています。(ルカ 3:1)ヘロデアのおじであり夫でもあるこのヘロデ・フィリポがサロメの父となりました。サロメはヘロデアの唯一の子であったようです。しかし,ヘロデアは彼と離婚し,彼の異母兄弟で,ヘロデアの祖父ヘロデ大王が4人目の妻マルタケによってもうけた子ヘロデ・アンテパスと結婚しました。当時の地域支配者(字義,「四分領太守」)で,イエス・キリストが「あのきつね」と呼んだ(ルカ 13:31,32)ヘロデ・アンテパスも,ヘロデアと結婚するために最初の妻,つまりアラビアのナバテア人の王アレタの娘と離婚しました。
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