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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1989
塔89 9/1 8–9ページ

イエスの生涯と宣教

イエスの死を目前にして,弟子たちは言い争う

イエスと弟子たちはヨルダン川の近くに来ています。川を渡って,ペレア地区からユダヤに入るのです。あと1週間ほど先に迫った西暦33年の過ぎ越しの祭りを祝うため,ほかにも大勢の人が一緒に旅行しています。

弟子たちはイエスが先に立って歩いて行かれるので,その決意の固さにたいへん驚きます。数週間前にラザロが死んで,イエスがペレアからユダヤに入って行こうとされた時,トマスがほかの弟子たちに,「わたしたちも行って,共に死のうではないか」と言ったことを思い出してください。また,イエスがラザロを復活させた後,サンヘドリンがイエスの殺害を計画したことも思い出してください。今や再びユダヤに入ろうとしている弟子たちが恐れるのも不思議ではありません。

イエスは前途にある事柄に弟子たちを備えさせるため,12人をそっとわきに連れて行き,このように言われます。「さあ,わたしたちはエルサレムに上って行きます。そして,人の子は祭司長と書士たちのもとに引き渡され,彼らはこれを死罪に定めて諸国の人々に引き渡します。ついで彼らはこれを愚弄し,つばをかけ,むち打ち,そして殺します。しかし三日後に彼はよみがえるのです」。

ここ数か月の間に,イエスがご自分の死と復活について弟子たちに話をされたのはこれが三度目です。弟子たちはその話に耳を傾けましたが,理解できませんでした。それは彼らが,イスラエルの王国が地上に回復されると信じ,キリストと共に地上の王国で栄光と誉れを享受するのを待ち望んでいるためでしょう。

過ぎ越しの祭りに向かう旅行者たちの中に,使徒ヤコブとヨハネの母親であるサロメがいます。イエスはこれらの男子を“雷の子ら”と呼ばれましたが,それは彼らの気性が激しかったからに違いありません。一時期,二人はキリストの王国で高い地位に就こうという野心を抱き,その願いを母親に知らせました。そこで母親は息子たちのためにイエスに近づき,その前で身をかがめて,恵みを願い求めます。

「あなたは何を望むのですか」と,イエスはお尋ねになります。

「これらわたしの二人の息子が,あなたの王国で,一人はあなたの右に,一人はあなたの左に座るようお申しつけください」。

それがだれの求めによる願い事かに気づかれたイエスは,ヤコブとヨハネにこう言われます。「あなた方は自分が何を求めているかを知っていません。あなた方は,わたしが飲もうとしている杯を飲むことができますか」。

「できます」と,彼らは答えます。彼らは,イエスが激しい迫害に遭って,最後に処刑されることを話されたばかりなのに,イエスが飲もうとしておられる「杯」にそのような意味があることを理解していないようです。

それでも,イエスは彼らにこうお告げになります。「確かにあなた方はわたしの杯を飲むでしょう。しかし,わたしの右また左に座るこのことは,わたしの授けることではなく,わたしの父によってそれが備えられている人たちのものです」。

やがて,他の10人の使徒はヤコブとヨハネが願い求めた事柄を知って,憤慨します。以前に使徒たちの間でだれが一番偉いかについて議論が起きたとき,ヤコブとヨハネは先頭に立って語っていたのかもしれません。二人がこの問題に関してイエスのお与えになった諭しを当てはめていなかったことは,今回の要望を見ても明らかです。残念なことに,彼らは目立つことをまだ強く望んでいます。

イエスは,つい最近のこの論争とそれによって生じた反目に対処するため,12人を呼び集めます。そして,愛をこめて彼らを諭し,このように言われます。「あなた方は,諸国民の支配者たちが人々に対して威張り,偉い者たちが人々の上に権威を振るうことを知っています。あなた方の間ではそうではありません。かえって,だれでもあなた方の間で偉くなりたいと思う者はあなた方の奉仕者でなければならず,また,だれでもあなた方の間で第一でありたいと思う者はあなた方の奴隷でなければなりません」。

イエスは弟子たちが見倣うべき模範を残されました。そのことについては,「ちょうど人の子が,仕えてもらうためではなく,むしろ仕え,自分の魂を,多くの人と引き換える贖いとして与えるために来たのと同じです」と説明しておられます。イエスは他の人々のために仕えただけでなく,人類のために命をなげうつまでに仕える決意をもしておられたのです。弟子たちもそれと同じように,仕えてもらうよりも仕えることを願い,目立った立場に就くよりもより小さな者になることを願う,キリストのような気質を必要としています。マタイ 20:17-28。マルコ 3:17; 9:33-37; 10:32-45。ルカ 18:31-34。ヨハネ 11:16。

◆ なぜ弟子たちは恐れているのですか。

◆ イエスはどのようにして,前途にある事柄に弟子たちを備えさせますか。

◆ イエスに対し,どんな願い事がなされますか。他の使徒たちはどんな影響を受けますか。

◆ イエスは使徒たちの問題にどのように対処されますか。

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