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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1990
塔90 12/15 8–9ページ

イエスの生涯と宣教

ピラトからヘロデに引き渡され,再び送り返される

イエスが自分を王と称しているとしてユダヤ人たちがイエスを告発すると,ピラトはイエスを尋問するためにもう一度総督の官邸に入ってゆきます。イエスは自分が王であることを隠そうとはされませんが,自分の王国がローマにとって危険な存在ではないことを説明されます。

「わたしの王国はこの世のものではありません。わたしの王国がこの世のものであったなら,わたしに付き添う者たちは,わたしをユダヤ人たちに渡さないようにと戦ったことでしょう。しかし実際のところ,わたしの王国はそのようなところからのものではありません」とイエスはピラトにお告げになります。こうしてイエスは,自分が王国を持っていることを三度も認めます。もっとも,イエスが言われるとおり,その王国はこの世のものではありません。

しかしピラトはさらに迫り,「それでは,あなたは王なのだな」と言います。それはつまり,あなたの王国がこの世のものではないにしても,あなたは王なのだな,ということです。

イエスはピラトの出した結論が正しいことをピラトに知らせます。「あなた自身が,わたしが王であると言っています。真理について証しすること,このためにわたしは生まれ,このためにわたしは世に来ました。真理の側にいる者はみなわたしの声を聴きます」とイエスはお答えになります。

ですからイエスが現に地上にいるのは,「真理」について証しするため,それも特にご自分の王国の真理について証しするためです。イエスはたとえ命を失うことになろうとも,その真理を忠実に守る覚悟を決めておられます。ピラトは「真理とは何か」と尋ねますが,それ以上の説明を待つわけではありません。裁きを下すのに必要なことはもう十分聞いたからです。

ピラトは,官邸の外で待っていた群衆のところに戻ります。ピラトのかたわらにはイエスがいたのでしょう。ピラトは祭司長たちやその周りにいた人々に,「わたしはこの男に何の犯罪も見いだせない」と言います。

その判決に怒った群衆は執ように迫るようになり,「彼はユダヤじゅうを教え回って民をあおり,しかもガリラヤから始めてここまで来たのです」と言います。

ユダヤ人の理性を失った熱狂ぶりを見て,ピラトはびっくりしたに違いありません。それでピラトは祭司長や年長者たちの怒号が続く中,イエスのほうを向き,「彼らがあなたに不利な証言をいかに多く行なっているか,あなたには聞こえないのか」と尋ねます。しかしイエスは答えようとはなさいません。荒々しい非難の声に面しても穏やかさを失わないその様子に,ピラトは驚嘆します。

イエスがガリラヤ人であることを知ると,ピラトはイエスについての責任を免れる方法を思いつきます。ガリラヤの支配者ヘロデ・アンテパス(ヘロデ大王の息子)が過ぎ越しのためにエルサレムに来ているのです。それでピラトはイエスをヘロデのもとに送ります。ヘロデ・アンテパスといえば,以前バプテスマを施す人ヨハネの首をはね,その後イエスが行なった奇跡的な業について聞いたとき,イエスは実際には復活したヨハネなのではないかと考え,びっくり仰天した人物です。

さて,ヘロデはイエスに会えそうなので大そう歓んでいます。それは,イエスのことを気遣っているからでも,イエスに着せられた罪状が本当かどうか本気で知りたいと思っているからでもありません。むしろ,好奇心から,イエスが奇跡を起こすのを見たいだけなのです。

しかし,イエスはヘロデの好奇心を満たそうとはなさいません。実際,ヘロデが質問しても,イエスは一言も口にされません。がっかりしたヘロデとその衛兵たちはイエスを愚弄し,色鮮やかな衣を着せてあざけってからピラトのもとに送り返します。その結果,かつてはいがみ合っていたヘロデとピラトは親しい仲になります。

イエスが戻られると,ピラトは祭司長とユダヤ人の支配者たち,そして民を呼び集めてこう言います。「あなた方は,民を駆り立てて反乱を起こさせる者としてこの男をわたしのところに連れて来た。それで,見よ,わたしはあなた方の前で取り調べたが,あなた方の挙げる罪状の根拠となるようなものを何らこの男に見いだせなかった。事実,ヘロデもそうであった。彼をわたしたちのところに送り返してきたからだ。見よ,彼は死に価するようなことを何も犯していない。それゆえわたしは,彼を打ち懲らしてから釈放することにする」。

こうしてピラトは二度もイエスを無罪と宣しました。ピラトはイエスを釈放したいと思っています。というのは,祭司たちがイエスを引き渡したのは単にそねみのためであることに気づいているからです。引き続きイエスを釈放しようと努めるピラトは,別の強力な動機づけを得ます。裁きの座に座っている間に,妻からの伝言があったのです。「その義人にかかわらないでください。わたしは今日,その人のために[神からのものと思われる]夢の中でとても苦しんだのです」と妻はピラトに勧めました。

それにしてもピラトは,この無実の人を釈放すべきだと分かってはいても,どうしたらそうできるのでしょうか。ヨハネ 18:36-38。ルカ 23:4-16。マタイ 27:12-14,18,19; 14:1,2。マルコ 15:2-5。

◆ イエスはご自分が王であるかどうかについての質問にどうお答えになりますか。

◆ イエスが地上での生涯をかけて証しした「真理」とは何ですか。

◆ ピラトはどんな判決を下しますか。人々はどのように反応しますか。それでピラトはイエスをどうしますか。

◆ ヘロデ・アンテパスとはだれですか。ヘロデがイエスを見て大そう歓ぶのはなぜですか。ヘロデはイエスをどうしますか。

◆ ピラトがイエスを釈放したいと思っているのはなぜですか。

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