-
カペルナウム聖書に対する洞察,第1巻
-
-
イエスはガリラヤでの3回目の伝道旅行の終わりごろ,西暦32年の過ぎ越しの少し前に(ヨハ 6:4),カペルナウムに近いゲネサレの岸へ向かってガリラヤ湖を渡る際,水の上を歩かれました。湖の反対側から後を追って来た群衆は,イエスがカペルナウムに入られた後,イエスの居所を捜し当てました。イエスに対して大方の人が示していた関心は根本において物質主義的なものであり,イエスがその点を正すための話をされた時,弟子たちの多くは追随者の隊伍から離れてゆきました。残ったのは少数の忠実な者たちだけでした。(マタ 14:23-34; マル 6:53; ヨハ 6:17-71)西暦32年の過ぎ越しをエルサレムで祝った後,カペルナウムでのことだったと思われますが,イエスは,パリサイ人の伝統主義者がイエスの弟子たちを批判しながら自分たちの伝統によって神の言葉を無にしているとして,それら伝統主義者たちを叱責されました。―マタ 15:1-20; マル 7:1-23; ヨハ 7:1。
-