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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2005
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読者からの質問

サンヘドリンの前で『わたしはパリサイ人です』と述べた使徒パウロは,クリスチャンの信仰において妥協したのではないでしょうか。

使徒 23章6節のパウロの言葉を理解するには,文脈を考慮に入れなければなりません。

エルサレムでユダヤ人の暴徒に襲われた後,パウロは群衆に向かって話をし,自分は「[エルサレム]においてガマリエルの足下で教育され,先祖の律法の厳格さに応じた教えを受け(た)」と述べました。群衆はパウロの弁明にしばらく耳を傾けますが,やがて怒りだします。そこで付き添いの軍司令官はパウロを兵営に連れて行きました。パウロはむち打たれそうになった時,「ローマ人で有罪の宣告を受けてもいない者を,あなた方はむち打ってもよいのですか」と言います。―使徒 21:27–22:29。

翌日,司令官はパウロをユダヤ人の高等法廷であるサンヘドリンの前に連れて行きました。パウロはサンヘドリンにいた人たちをじっと見て,それがサドカイ人とパリサイ人で構成されているのに気づき,こう言います。「皆さん,兄弟たち,わたしはパリサイ人であり,パリサイ人の子です。死人の復活の希望に関してわたしは裁かれているのです」。すると,パリサイ人とサドカイ人の間に争論が起こりました。「サドカイ人は,復活もみ使いも霊もないと言うのに対し,パリサイ人はそれらすべてについて公に宣明するから」でした。パリサイ派の幾人かは,「わたしたちはこの人に何の悪も見いださない」と激しく主張します。―使徒 23:6-10。

パウロは非常に熱心なクリスチャンとして知られていたので,自分はパリサイ派の教えを実践するパリサイ人だと唱えて,サンヘドリンを納得させることはできなかったはずです。その場にいたパリサイ人が自分たちの立場に関する妥協や偽称をいっさい許さなかったことでしょう。ですから,自分はパリサイ人だというパウロの主張は全面的なものではなかったはずで,その場にいたパリサイ人もパウロの言葉をそのように理解したに違いありません。

パウロは,死人の復活の希望に関して裁かれていると述べることによって,その点において自分はパリサイ人のようであると言わんとしていたのです。ですから,パウロは復活に関するいかなる議論においても,復活を信じないサドカイ人ではなく,パリサイ人と同じ立場にあるとみなされることになりました。

パウロがクリスチャンとして信じていた事柄は,パリサイ人が復活,み使い,律法の一部に関して信じていた事柄と,相いれないものではありませんでした。(フィリピ 3:5)ですから,そのような枠内で,パウロは自分をパリサイ人と結びつけることができました。またサンヘドリンにいた人たちも,パウロの言葉をそのような限定的な意味に解釈しました。パウロは,偏見に満ちたユダヤ人の最高法廷に対応するにあたって,自分の背景を引き合いに出したのです。

もっとも,信仰において妥協しなかったという最大の証拠は,パウロがその後も引き続きエホバの是認を得ていたことに見られます。パウロがこの言葉を語った後の夜に,イエスはこう言われました。「勇気を出しなさい! あなたは,わたしに関する事柄についてエルサレムで徹底的な証しをしてきたが,それと同じようにローマでも証しをしなければならない」。このように,パウロは神の是認を得ていたので,クリスチャンの信仰において妥協しなかったと結論することができます。―使徒 23:11。

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