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ブラスト聖書に対する洞察,第2巻
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ブラスト
(Blastus)
王ヘロデ・アグリッパ1世の寝室の世話係。ブラストが影響力のある地位にあったので,ティルスとシドンの民はヘロデに和を請い求める時にまずブラストを説得しました。賄賂を用いたのかもしれません。―使徒 12:20。
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廷臣聖書に対する洞察,第2巻
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廷臣とは一般に,ヘロデ王の侍従であったブラストのように,宮殿や大邸宅の私室や住房の世話係であったと考えられています。(使徒 12:20)(とはいえここでは,エピ トゥー コイトーノス,つまり『寝室の世話をする』者というギリシャ語の表現が使われています。)しかし,王の宮廷で仕える役人の任務は多様でした。ビグタンとテレシュはメディア-ペルシャの廷臣で,信頼される僕でしたが,その務めはアハシュエロス王の私的な住房の戸口を守ることだったようです。(エス 2:21)中には,王の身辺の世話をした者もいました。(エス 1:10,11)聖書は,ある廷臣たちが軍事上の職務を持つ者であったことを明らかにしています。(王二 25:19)西暦前617年,ネブカドネザルがエホヤキン王と何人かのユダヤ人をバビロンに連れて来て,ダニエル,ハナニヤ,ミシャエル,アザリヤがバビロンに到着した時,バビロンの「廷臣の頭」にはこれらの者たちの上に守護者を立てる責任がありました。―ダニ 1:3,7,11。
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