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バプテスマ聖書に対する洞察,第2巻
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使徒パウロは,イスラエルの会衆が「雲と海とによってモーセへのバプテスマを受け(た)」ことを説明し,人々の会衆が,いわば解放者と指導者の役割を兼ね備えた者へのバプテスマもしくは浸礼を受けることができるという点を例示しています。イスラエルの会衆はその時,保護の働きをした雲と彼らの両側にあった水の壁に覆われたので,象徴的に言って浸礼を受けました。モーセは,自分のような預言者を神が起こされることを予告し,ペテロはその預言をイエス・キリストに適用しました。―コリ一 10:1,2; 申 18:15-19; 使徒 3:19-23。
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出エジプト(エジプト脱出)聖書に対する洞察,第1巻
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その上,もし単なる沼地を横断したのであれば,偉大な奇跡などはなかったでしょうし,エジプト人が紅海に「呑み込まれ」,『逆巻く水が彼らを覆い,彼らは石のように深みに下った』ということもあり得なかったでしょう。(ヘブ 11:29; 出 15:5)後に,モーセやヨシュアがこの驚嘆すべき奇跡に言及しただけでなく,使徒パウロもイスラエル人が雲と海によってモーセへのバプテスマを受けたと述べました。それは,イスラエル人が水によって,つまり彼らの両側にある海と彼らの上方と後方にある雲で完全に囲まれていたことを示唆しました。(コリ一 10:1,2)これはまた,その水域が非常に深く,歩いて渡れるような所ではなかったことを示唆しています。
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