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戦争,戦い聖書に対する洞察,第2巻
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パウロは,エフェソスの会衆を世話させるためにその地に残したテモテに,こう書き送りました。「わたしの子テモテよ,直接あなたに向けて語られた予言にしたがって,この指令をあなたにゆだねます。それは,あなたがそうした予言にしたがってりっぱに戦ってゆくためです。[すなわち]信仰と正しい良心を保つこと(です)」。(テモ一 1:18,19)テモテは罪深い肉ゆえの,また真理の敵たちからの反対ゆえの戦いに直面していただけでなく,偽りの教理の浸透や会衆を腐敗させようとする者たちの侵入に対しても戦わなければなりませんでした。(テモ一 1:3-7; 4:6,11-16)パウロは使徒たちが活動の舞台から去った後に背教が生じることを知っていましたが,テモテが行動すれば,会衆はそうした背教に対して強められることになるのです。(テモ二 4:3-5)ですから,それはテモテが行なわなければならない現実の戦いでした。
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