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エホバの望まれることを行う組織
行 第17章 169–178ページ

第17章

エホバの組織にしっかりとどまる

弟子ヤコブは,「神に近づいてください。そうすれば,神は近づいてくださいます」と書きました。(ヤコ 4:8)エホバは,私たちの声が届かないほど高くて遠い所にいるわけではありません。不完全な私たちに近づいてくださいます。(使徒 17:27)では,どうすれば神に近づけるのでしょうか。1つには真剣に祈ることにより,エホバとの親しい関係を築くことができます。(詩 39:12)また,神の言葉である聖書を定期的に研究することによっても,神との親密な関係を育めます。エホバ神ご自身や,エホバの目的,私たちに望んでいることなどが分かるからです。(テモ二 3:16,17)そのようにして,エホバを愛して畏れることを学び,エホバを不快にさせる事柄を避けるようになるのです。(詩 25:14)

2 しかし,エホバとの親しい関係は,子であるイエスを通してでなければ持つことができません。(ヨハ 17:3。ロマ 5:10)私たちがエホバの考えを知る上で,イエス以上に助けになる人はいません。イエスは天の父と非常に親しかったので,次のように言うことができました。「子がどのような者かを知っているのは父だけであり,父がどのような方かを知っているのは,子と,子が進んで父を啓示する者たちだけです」。(ルカ 10:22)ですから,福音書を研究してイエスの考え方や感じ方を学ぶ時,エホバの考え方や感じ方を学んでいることになります。そのような知識を得るなら,神にいっそう近づくことができます。

3 私たちがエホバとの親密な関係を育むには,頭であるイエスの下で,神の望まれることを行えるように助けてくれる組織から離れないことが大切です。マタイ 24章45-47節で予告されていた通り,主人であるイエス・キリストは「忠実で思慮深い奴隷」を任命し,信仰で結ばれた家族のために「適切な時に食物を」与えさせてきました。現在この忠実な奴隷は,神からの教えという食物を豊かに供給してくれています。エホバはこの経路を通して,私たちが聖書を毎日読み,クリスチャンの集会に定期的に出席し,「王国の良い知らせ」を伝える活動を熱心に行うよう教えています。(マタ 24:14; 28:19,20。ヨシュ 1:8。詩 1:1-3)私たちは忠実な奴隷を人間的な観点から見るようなことは,決してしたくありません。エホバの組織の目に見える部分にしっかりとどまり,その指示に従いたいと思います。そうすれば,エホバ神に近づくことができ,試練に遭っても力づけられ,守られるでしょう。

試練が増えているのはなぜか

4 もしあなたが長年エホバに仕えてきたなら,忠誠が試される状況に耐えてきたに違いありません。ごく最近エホバを知り,神の民との交友を楽しむようになった人も,悪魔サタンはエホバの主権に従う人に反対する,ということを知っているでしょう。(テモ二 3:12)どれほど忍耐してきたかに関わりなく,恐れたり落胆したりする必要はありません。エホバは,あなたを支え,救って永遠の命を与える,と約束しています。(ヘブ 13:5,6。啓 2:10)

5 私たちは皆,サタンの体制が続く限り,試練に遭うことでしょう。1914年に神の王国が設立されて以来,サタンはエホバがいる天に入ることを許されていません。地に投げ落とされ,配下の邪悪な天使たちと共に活動範囲が制限されています。地上で災いが増し,エホバに献身し仕えている人たちへの迫害がひどくなっているのは,サタンが怒っているからであり,人類に対するサタンの邪悪な支配の終わりが近いことの証拠なのです。(啓 12:1-12)

6 サタンは卑しめられたことに激怒しており,自分に残された時が短いことを知っています。邪悪な天使たちと共に総力を挙げて,王国について伝える活動を妨害し,エホバに仕える人たちの一致を損なおうとしています。ですから,私たちは戦わなければなりません。「人間とではなく,政府や権威,この闇の世の支配者たち,天にいる邪悪な天使の勢力と戦」うのです。エホバの側に立って勝利を収めるには,戦いをやめてはならず,神からの武具を全て身に着けて,悪魔の「策略にしっかり立ち向か」わなければなりません。(エフェ 6:10-17)そのためには忍耐力が必要です。

忍耐力を育む

7 忍耐力とは,「苦難や逆境に耐える力」のことです。聖書の中では,苦難や反対や迫害など,神に忠誠を尽くす生き方からそれさせようとするどんなものに直面しても,正しいことをしっかり行い続けるという性質を指します。クリスチャンとしての忍耐力は育む必要があり,それには時間がかかります。私たちがクリスチャンとして進歩するにつれて,忍耐力も強くなっていきます。クリスチャンとして歩み始めた時から小さな試練に耐えていくなら,私たちは強くなり,やがてもっと厳しい試練に遭う時にも耐えることができます。(ルカ 16:10)ですから,大きな試練がやって来る前に,信仰をしっかり持ち続ける決意を固めなければなりません。使徒ペテロは,神に喜ばれる他の性質と共に忍耐力を育むべきことを示し,こう書きました。「真剣な努力を尽くして,皆さんの信仰に徳を加え,徳に知識を,知識に自制を,自制に忍耐を,忍耐に神への専心を,神への専心に兄弟愛を,兄弟愛に愛を加えてください」。(ペテ二 1:5-7。テモ一 6:11)

私たちが試練に直面してそれを乗り越えるにつれて,日増しに忍耐力が強くなっていく。

8 忍耐力を育むことの大切さは,ヤコブの手紙の中でも次のように強調されています。「私の兄弟たち,さまざまな試練に遭う時,それを喜ばしいことと考えましょう。ご存じの通り,そのようにして信仰の質が試されると,忍耐力が身に付くからです。忍耐するのをやめないでください。忍耐がその役割を果たす時,皆さんは完全になり,全ての点で健全な,欠けたところがない人になります」。(ヤコ 1:2-4)ヤコブによれば,クリスチャンは試練を受け入れて喜ぶべきです。試練は忍耐力を身に付ける助けになるからです。あなたはそのような見方をしてきましたか。さらにヤコブが述べているように,忍耐すれば,クリスチャンとして磨き上げられ,神に十分に喜んでいただけるようになります。そうです,私たちが試練に直面してそれを乗り越えるにつれて,日増しに忍耐力が強くなっていき,必要としている他の良い性質も身に付くのです。

9 エホバは私たちが忍耐しているのを見て喜び,永遠の命という報いを与えてくださいます。ヤコブはさらにこう述べました。「試練に耐え続ける人は幸せです。神から良いと認められるとき,命の冠を受けるからです。その冠は,エホバがご自分を愛し続ける人たちに約束したものです」。(ヤコ 1:12)私たちは,命という報いを見つめて忍耐します。エホバに仕え続けるには,忍耐が欠かせません。世の中の圧力に屈するなら,世に引き戻されてしまいます。忍耐しなければ,エホバの聖なる力を持ち続けることができないので,その力が生み出す性質を身に付けることもできなくなります。

10 この難しい時代に忍耐し続けるには,クリスチャンとして苦しみに遭うことについて正しい態度を持つ必要があります。ヤコブは「それを喜ばしいことと考えましょう」と勧めました。そうするのは容易ではないかもしれません。身体面や精神面の苦痛が伴う場合があるからです。しかし,将来の命が懸かっていることを忘れないでください。使徒たちが経験した事柄を思い起こすと,どうすれば苦しみの中でも喜べるかが分かるでしょう。「使徒の活動」にこう記されています。「皆は……使徒たちを呼び出して打ちたたき,イエスの名によって語るのをやめるようにと命じてから去らせた。使徒たちは,イエスの名のために辱められるという栄誉を与えられたことを喜びつつ,サンヘドリンの前から出ていった」。(使徒 5:40,41)使徒たちは,苦しみに遭ったのは自分たちがイエスの命令に従っていて,エホバに喜ばれているという証拠である,ということを理解していました。何年も後にペテロは,神の聖なる力に導かれて最初の手紙を書いた際,そのように正しいことのために苦しむのは幸せだと述べました。(ペテ一 4:12-16)

11 パウロとシラスの経験もあります。2人は宣教者としてフィリピで奉仕していた時,捕らえられ,その町を混乱させて許されない習慣を広めていると訴えられました。その結果,ひどく打ちたたかれ,牢屋に入れられました。聖書の記述によると,傷の手当てもされずに牢屋にいましたが,「真夜中ごろ,パウロとシラスは祈ったり歌で神を賛美したりしていて,囚人たちはそれを聞いて」いました。(使徒 16:16-25)パウロとシラスは正しい見方をしていました。キリストのために受けた苦しみを,神と人の前で自分たちが忠誠を保っている証拠と見なしただけでなく,良い知らせに耳を傾けるかもしれない人たちにさらに伝道する機会とも考えたのです。他の人たちの命が関係していました。まさにその夜,牢番とその家の人たちが聞いて弟子になりました。(使徒 16:26-34)パウロとシラスはエホバを信頼し,エホバの力に頼り,苦難の時にエホバが支えてくださることを確信していました。そして,失望することはありませんでした。

12 現代でもエホバは,私たちが試練を乗り切るのに必要なもの全てを与えてくださっています。私たちが忍耐することを望んでいるのです。例えば,ご自分の言葉である聖書を与え,私たちがエホバの目的に関する正確な知識を得られるようにしてくださいました。それによって私たちの信仰は強まっています。また,私たちには,クリスチャンの仲間との交友を楽しみ,神聖な奉仕を行う機会があります。さらに,祈ることによってエホバご自身との親しい関係を保つという素晴らしい機会もあります。エホバは,私たちの賛美の言葉や,清い立場を保つための助けを求める真剣な願いに耳を傾けてくださいます。(フィリ 4:13)もう1つ忘れたくない点として,私たちは希望も与えられており,それについて思い巡らすことによって力づけられます。(マタ 24:13。ヘブ 6:18。啓 21:1-4)

さまざまな試練に耐える

13 今の時代に私たちが直面する試練は,イエス・キリストの初期の弟子たちが直面したものとよく似ています。現代のエホバの証人は,誤った情報に影響された反対者たちから,暴言や暴力を受けてきました。使徒たちの時代と同じように,反対の多くは狂信者たちの扇動によるものです。その人たちの間違った教えや慣行は,神の言葉の中で暴かれています。(使徒 17:5-9,13)時折エホバの民は,政府が保障する法的権利に訴えて,救済を得てきました。(使徒 22:25; 25:11)しかし,支配者たちが私たちの活動に禁令を課して,クリスチャンの宣教をやめさせようとする場合もあります。(詩 2:1-3)そうした状況の下でも,私たちは勇気を出して,次のように述べた忠実な使徒たちの模範に倣います。「私たちは,人ではなく神に従わなければなりません」。(使徒 5:29)

14 世界中で愛国主義の風潮が高まっており,良い知らせを伝えるという神から命じられた奉仕を放棄させようとする圧力が強くなっています。神に仕える人たちは皆,「野獣とその像」の崇拝に関する,啓示 14章9-12節の警告をかつてないほど強く意識しています。私たちは,ヨハネが述べた次の言葉の重みを実感しています。「この点で,聖なる人たち,神のおきてを守り,イエスへの信仰を持ち続ける人たちには,忍耐が必要になります」。

15 もしかしたら,戦争,革命,迫害や禁令といった試練のために,クリスチャンとしての崇拝を表立って行うことが難しくなるかもしれません。会衆の集会を開けなくなったり,支部との連絡が取れなくなったりすることが考えられます。巡回監督の訪問を受けられなくなったり,出版物が届かなくなったりすることもあり得ます。そのようなことが起きたら,どうしたらよいでしょうか。

16 その状況で自分にできることを可能な限り行ってください。個人研究は行えるでしょう。多くの場合,少人数で個人の家に集まって学ぶこともできます。過去の出版物や聖書そのものを集会の資料として使えます。心配したり過度に恐れたりしないようにしましょう。統治体はおそらく短期間のうちに,何らかの形で責任ある兄弟たちと連絡を取れるようにします。

17 たとえクリスチャンの仲間と連絡が取れなくなり,孤立してしまったとしても,エホバとイエス・キリストはすぐそばにいてくださる,ということを覚えておきましょう。希望をしっかり持ち続けることができます。エホバは,そのような状況でも祈りを聞き,聖なる力であなたを力づけることができます。エホバに導きを求めましょう。あなたはエホバに仕えており,イエス・キリストの弟子なのですから,目ざとく機会を見つけて伝道してください。そのような努力はエホバに祝福され,やがて他の人たちも一緒に正しい崇拝を行うようになるかもしれません。(使徒 4:13-31; 5:27-42。フィリ 1:27-30; 4:6,7。テモ二 4:16-18)

18 もし,使徒や他の人たちのように死の危険にさらされた場合には,「死者を生き返らせる神」を信頼してください。(コリ二 1:8-10)神が復活させてくださるという信仰があれば,最も厳しい反対にも耐えられます。(ルカ 21:19)その点でもキリスト・イエスは手本を残しています。イエスは,試練の下で忠実を保てば他の人たちも忍耐するように励まされる,ということを知っていました。あなたも同じように,兄弟たちの励みになれます。(ヨハ 16:33。ヘブ 12:2,3。ペテ一 2:21)

19 迫害や反対のほかにも,いろいろな難しい状況に耐えなければならないでしょう。例えば,区域の人々の無関心さに気落ちすることがあるかもしれません。身体的または精神的な病気と闘ってきた人や,人間の弱さに起因するさまざまな不自由を強いられてきた人もいます。使徒パウロも,奉仕を妨げたり難しくしたりする試練に耐えなければなりませんでした。(コリ二 12:7)1世紀のクリスチャンでフィリピにいたエパフロデトも,「自分が病気になったのを[友人たち]に知られたことで気落ち」しました。(フィリ 2:25-27)自分や他の人の不完全さが,とりわけ耐え難い問題となる場合もあります。仲間のクリスチャンや,家族との間にさえ,不和が生じることもあるかもしれません。しかし,エホバの助言に従う人は,そうした状況に直面しても忍耐し,問題を乗り越えることができます。(エゼ 2:3-5。コリ一 9:27; 13:8。コロ 3:12-14。ペテ一 4:8)

忠実を保つことを決意する

20 私たちは,エホバが会衆の頭に任命したイエス・キリストに従わなければなりません。(コロ 2:18,19)また,「忠実で思慮深い奴隷」や,監督として任命された人たちと緊密に働く必要があります。(ヘブ 13:7,17)神の権威の下で取り決められた事柄にしっかり従い,教え導いている人たちに協力するなら,組織としてエホバの望まれることを行っていけます。神に祈るという素晴らしい機会を十分に活用する必要もあります。刑務所に入れられようと,独房に監禁されようと,愛情深い天の父とのコミュニケーションが妨げられることはなく,クリスチャンの仲間との一致が損なわれることもないのです。

21 では,強い決意を抱き,忍耐しつつ,できる限りのことを行って,伝道する任務を果たしていきましょう。復活したイエス・キリストが弟子たちに命じた次の活動を粘り強く行うのです。「行って,全ての国の人々を弟子としなさい。父と子と聖なる力の名によってバプテスマを施し,私が命令した事柄全てを守るように教えなさい」。(マタ 28:19,20)イエスのように忍耐し,神の王国の統治下で永遠の命を得るという希望を鮮明に思い描きましょう。(ヘブ 12:2)バプテスマを受けてキリストの弟子になった私たちは,素晴らしいことに,「体制の終結」に関するイエスの預言の実現に関わることができます。イエスはこう言いました。「王国の良い知らせは,全ての国の人々が聞けるように世界中で伝えられます。それから終わりが来ます」。(マタ 24:3,14)今この活動に打ち込むなら,私たちはやがてエホバの新しい世界,正しいことが行き渡る世界で,永遠に生きるという喜びを味わえるのです。

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