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来たるべき千年に備えて,いま組織するものみの塔 1989 | 9月1日
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3,4 (イ)イエス・キリストと14万4,000人によるエホバの統治は,実際にどれほど長く続きますか。(ロ)その期間を表わすのに,どんな表現が用いられていますか。その表現は,ものみの塔の特定の出版物の題にどのように示されましたか。
3 イエス・キリストと栄光を受けた14万4,000人の弟子たちによるエホバの王国支配の長さは,千年であると予告されていました。その千年統治に関して,老齢の使徒ヨハネはこう書きました。「わたしは,数々の座を見た。それに座している者たちがおり,裁きをする力が彼らに与えられた。実に,イエスについて行なった証しのため,また神について語ったために斧で処刑された者たち,また,野獣もその像をも崇拝せず,額と手に印を受けなかった者たちの魂を見たのである。そして彼らは生き返り,キリストと共に千年のあいだ王として支配した。(残りの死人は千年が終わるまで生き返らなかった。)これは第一の復活である。第一の復活にあずかる者は幸いな者,聖なる者である。これらの者に対して第二の死は何の権威も持たず,彼らは神およびキリストの祭司となり,千年のあいだ彼と共に王として支配する」― 啓示 20:4-6。
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来たるべき千年に備えて,いま組織するものみの塔 1989 | 9月1日
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5 キリストの千年統治の間,サタンと悪霊はどんな状態になりますか。
5 啓示 20章4節にある「千年」という表現は象徴的なものではなく,太陽年の千年を指しています。その千年期の間,悪魔サタンと配下の悪霊たちの軍勢は底知れぬ深みに入れられています。使徒ヨハネは,キリストの千年統治について語る少し前のところで,こう述べているからです。「わたしは,ひとりのみ使いが底知れぬ深みのかぎと大きな鎖を手にして天から下って来るのを見た。そして彼は,悪魔またサタンである龍,すなわち初めからの蛇を捕らえて,千年のあいだ縛った。そして彼を底知れぬ深みに投げ込み,それを閉じて彼の上から封印し,千年が終わるまでもはや諸国民を惑わすことができないようにした。これらのことの後,彼はしばらくのあいだ解き放されるはずである」― 啓示 20:1-3。
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来たるべき千年に備えて,いま組織するものみの塔 1989 | 9月1日
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7 聖書は,イエス・キリストの千年統治の時期と特徴について,何を示していますか。
7 しかし,聖書によれば,イエス・キリストの真の千年統治はまだ将来のことです。聖書預言が今日成就しているということは,それが非常に近いことを示しています。真の千年期の間,サタンと配下の悪霊たちは実際に底知れぬ深みに入れられており,イエス・キリストと14万4,000人の共同の相続人たちは,悪魔の組織に妨害されることなく全人類を統治します。エホバとその「友」アブラハムとの契約の成就として,請け戻された人類すべてに対する永遠の祝福は,まず,この邪悪な体制を終わらせる未曾有の「大患難」を生き残る「大群衆」に注がれます。そして,「子羊[イエス・キリスト]の血」によって贖われる幾十億人もの死者にも差し伸べられます。(ヤコブ 2:21-23。啓示 7:1-17。創世記 12:3; 22:15-18。マタイ 24:21,22)それらの人たちは,その目的のために,記念の墓の中で死の眠りに就いている状態から地上の命へと復活させられます。―ヨハネ 5:28,29。
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