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神のイスラエルに証印を押す啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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6 だれがみ使いたちに四方の風を引き止めるよう命じますか。その結果,何をするための時間の余裕ができますか。
6 ヨハネはさらに,ある人々が生き残るための印をどのように付けられるかを説明して,こう述べます。「また,別のみ使いが日の昇る方角から,生ける神の証印を携えて上って行くのを見た。彼は,地と海を損なうことを許された四人のみ使いに大声で叫んでこう言った。『わたしたちが,わたしたちの神の奴隷たちの額に証印を押してしまうまでは,地も海も木も損なってはならない』」― 啓示 7:2,3。
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神のイスラエルに証印を押す啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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8 証印を押すとはどういうことですか。それはいつ始まりましたか。
8 証印を押すとはどういうことですか。また,それら神の奴隷たちとはだれのことでしょうか。証印を押すことは,最初のユダヤ人のクリスチャンたちが聖霊で油そそがれた西暦33年のペンテコステの日に始まりました。後日,神は「諸国の人たち」を呼び出し,油そそぐことを始められました。(ローマ 3:29。使徒 2:1-4,14,32,33; 15:14)使徒パウロは,「キリストに属する」ことを保証するものを持っている油そそがれたクリスチャンについて書き,さらに,神は「またわたしたちにご自分の証印を押し,来たるべきものの印,つまり霊をわたしたちの心の中に与えてくださった」と付け加えました。(コリント第二 1:21,22。啓示 14:1と比較してください。)ですから,それらの奴隷たちは神の霊的な子として養子にされると,天の相続財産に関する事前の印,つまり証印,もしくは保証の印を受けるのです。(コリント第二 5:1,5。エフェソス 1:10,11)それで,彼らは次のように言うことができます。「霊そのものが,わたしたちの霊と共に,わたしたちが神の子供であることを証ししています。さて,子供であるならば,相続人でもあります。実に,神の相続人であり,キリストと共同の相続人なのです。ただし,共に栄光を受けるため,共に苦しむならばです」― ローマ 8:15-17。
9 (イ)霊によって生み出された神の子たちの残っている人々は,どんな忍耐を要求されますか。(ロ)油そそがれた人たちを試すことは,いつまで続きますか。
9 「ただし……共に苦しむならばです」とは,どういう意味でしょうか。油そそがれたクリスチャンは命の冠を受けるために,死に至るまでも忠実に忍耐しなければなりません。(啓示 2:10)それは,『一度救われたなら,いつまでも救われたことになる』という事柄ではありません。(マタイ 10:22。ルカ 13:24)かえって,「自分の召しと選びを自ら確実にするため,いよいよ力を尽くして励みなさい」と諭されています。使徒パウロのように,最後に,「わたしは戦いをりっぱに戦い,走路を最後まで走り,信仰を守り通しました」と言えなければなりません。(ペテロ第二 1:10,11。テモテ第二 4:7,8)ですから,霊によって生み出された神の子たちの残っている人々を試したり,えり分けたりすることは,自分たちが試みられた忠実な「わたしたちの神の奴隷」であることを決定的,また最終的に実証する人たちすべての「額に」,イエスと付き添っているみ使いたちとが証印をしっかり刻み込むまで,この地上で続けられなければなりません。その時,その証印は永久の印となります。患難を意味する四方の風が放たれる時,霊的なイスラエルの少数の人々はなお肉の体で生きているとしても,そのすべては最終的に証印を押されていることでしょう。(マタイ 24:13。啓示 19:7)その成員の数は完全にそろうでしょう!―ローマ 11:25,26。
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