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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1954
塔54 3/15 103–104ページ

予言によりキリストの臨在を証明する

キリストの再臨に関する此の続きものの記事で,キリストの再臨在は人間の目に見えず,聖書の年代表は1914年を此の再臨在の年であると確証しているということを私達は学びました。それでこれからその年を証明している予言からの証拠を考慮しましよう。

イエスは,彼の使徒達に彼は去るが再臨すると語りました。それで使徒達は,一体何時イエスが再臨するのだろうかと非常に知りたがり,そこで彼等はイエスに尋ねました。『あなたの臨在とこの組織制度の全き終りの徴はどんなものですか?』(マタイ 24:3,新世)偶然な事に,ここでもキリストの再臨は目に見えないであろうということが証明されます,というのは若し彼の再臨が目に見えるものであるならば,徴は必要でないでしよう。

しかし,キリストは確かに彼等に徴を与えました。実際に,それは合成の徴であつて,多くの別々になつた明白なしるしを示して居ます。それは丁度光り輝く反映と光りを与える金剛石<ダイヤモンド>の小面のようです。この合成の徴は,キリストの再臨在が行われたということを,全くの疑いなしに証明して居ります。この合成の徴の小面は,次の章に記録されています。マタイ伝 24章と25章。マルコ伝 13章とルカ伝 21章。

キリストが述べた徴の最初の特徴は,戦争のことでした。『何故ならば,国民は国民に反対して起ち上り,国は国に反対して起ち上るであろう。』(マタイ 24:6,7,新世)此の予言は,1914年以来成就されましたか? 全く成就されて来ました! 実際に,第一次世界大戦は,その死傷者に於いて,費用に於いて,戦争に参加した人員の数に於いて,大戦以前の24世紀の間に戦われた901の大きな戦争より7倍もひどく,多かつたのです。そして,第二次世界大戦は,第一次世界大戦よりも4倍も大きなものでした。別の言葉で言うならば,1914年以来の戦争は,それ以前,2400年の間に行われた戦争の35倍であつたということです。確かに,これは明白な徴の面です。

続けて,キリストは述べました。『次から次にと,いたるところで食糧不足や地震があるであろう。』此の予言のこれらの点もまた,1914年以来驚くべき成就を見ました。第一次世界大戦以後,2億5500万の人々は食糧不足に苦しみ,飢饉になつた程です。特に,ロシヤ,インド,そして支那ではひどく,支那ではその時1万5000人の人が飢餓のために毎日死にました。第二次世界大戦以後,人類の4分の1,すなわす5億人の人が空腹で苦しみました。

そして,地震についてはこうです。古代イスラエルの昔の時代でも地震は知られていましたが,1914年以来,地震の度数が多くなつた許りでなく,その被害もひどくなりました。1950年8月に,今までにないひどい地震が人の住んでいた所に起りました。事実は次のように示して居ります。すなわち過去2000年の間地震でもつて毎年約5000名の人が死にました,しかし1914年以来地震により1年に2万4000人以上の人が死んで居ります。それで大戦に加えて,食糧不足と地震があり,これらは合成の徴の一部です。

イエスは又,彼の臨在の合成の徴の一部として,疫病や病気が次から次にといたるところで起るであろうと予言しました。(ルカ 21:11)1918年に2000万人の生命を奪つたイルフルエンザの疫病は『あらゆる時に於いて,最もひどい疫病であると言われています。そして今日に於いて,政府や私立の博愛事業は何百万弗という金を費して癌や,心臓病,関節炎や脊髄蛋白質炎等の一般普通の病気の研究に当てましたが,これらの病気は増加し続け,人々の生命を短くして居ります。これは徴の別の面です。

更に,キリストの追随者は多くの迫害を受ける,ということをキリストは予言しました。(マタイ 24:9,10)此の予言も同様に1914年以来成就を見,それを疑うことは出来ません。一方に於いて戦争の恐怖,他方に於いて全体主義の暴力政治,これらは一致して真のクリスチャン達に最もひどい残酷な迫害をなしました。それは人間の考えも及ばないもので,しかも国際的な範囲に亙つて行われたのです。真のクリスチャン達は神のものに属しているものを皇帝<シーザー>に与えるのを拒絶した為にこの迫害は行われたのです。(マルコ 12:17)現在に於いて,ヱホバのクリスチャン僕達に対する残忍な迫害は,全体主義の国々ではげしくなされています。チェッコスロバキヤでは,2200名のクリスチャン僕達,すなわちそこにいるクリスチャン達の90パーセントに当る僕達を投獄しています。

キリストの与えた合成の徴の別の点は,人類の唯一つの希望として神の御国の良い音信が,全世界すべての国民に証しとなつて伝道されるであろうということです。(マタイ 24:14)此のことも唯1914年以来に見られることです。1953年では,50万人以上のクリスチャン達は,143の国で此の音信を伝道して居ります。これ等のクリスチャン達は,100の異つた言語を用い,また印刷した本,雑誌,冊子,ラジオ,テレビ,公開講演などにより此の音信を伝道して居ります。そして家庭や,街頭で個人的に人々に接して居ります。此の間に,此の音信を述べる7億5000万部以上の本や,冊子や雑誌が配布されました。

ダニエルによつて言われた『荒らす憎むべきもの』を私達が見ることが出来るということはイエスの与えた別の徴です。そしてそれはイエスの再臨在を証明するものです。(マタイ 24:15)これは何ですか? 人間によつて非常な尊敬を受け,偶像化されているものは,神の憎むべきものです。(ルカ 16:15)今日,人々はその多くの問題を解決し,地上に神の御国をもたらすために,人間の手に依つて作られた代用物,すなわち国際連合制度に強い期待をかけて居ります。しかし,キリスト教国はさらに荒らされるという結果になりましよう。

イエスは更に述べて,イエスの臨在の時代はノアの時代と同じようであろうと言いました。(マタイ 24:37-39)今日ヱホバの僕達は警告を述べて居りますが,人々は無関心な態度を示して居ります。ノアの時代にも,その当時の人々は同じような無関心な態度を取りました。またノアの時代に,地上は暴力や悪で充ちて居りましたが,現在でも同じように,地上は暴力や悪で充ちて居ります。アフリカに於ける暴動,アジアに於ける共産主義者達の侵略,また民主主義国家に於いて犯罪,離縁,青少年の犯罪,政治の腐敗が増加していることなど,これらから判断しても,私達は終りの時代の危険な時に生存していることは疑いありません。この終りの時代の危険な時について,使徒パウロはテモテ後書 3章1-6節で詳しく説明して居ります。1949年3月13日号のニューヨーク日曜報道の編集記者の述べたことは真実です。こう述べました。『歴史に於いて,全く「正常な」最後の年は,1913年であつた。その年は,第一次世界大戦が始まる前年であつた。』

過去に多くの人は予言して,キリストは目に見える状で再臨すると言いましたが,それらは間違いでありました。前の記事を考えて見ますと,それらの偽りの予言者達は,何を期待し,また何時という両方に於いては間違えているということは明白です。「一羽の燕で夏にはなりません。』しかし,北半球で日が短くなり,木の葉が落ちて温度が下り,曇りの日が多くなり,鳥は南に飛び,獣が冬眠するならば,確かに冬は近づいているということを知ります。キリスト再臨の時に関して,私達は聖書年代表から研究し,その時を明白に示しましたが,前述のすべての証拠はそのことを証明して居ります。それで,1914年にキリストは目に見えぬ状で再臨されたということを私達は確信を以つて認め信ずることが出来ます。次の号で何故,すなわちキリストの再臨の目的を研究いたします。

[104ページの囲み記事]

1万2000人の住んでいる小さな町のことですが証者たちの会衆が,増大し始めた時カトリックの牧師は証者たちを止めようとしました。はじめに町の役人に働きかけ,証者の仕事を止めさせようとしました。でもそれは失敗しました。それでこんどは脅迫をし始めました。だがそれも失敗した時に,次には人々をそそのかして証者たちに襲いかからせるというふうに脅迫を明白な行動にうつし始めました。その狂信者たちの中の一人の運転手は,街頭伝道をしていた伝道者にガソリンをかけ火をつける程の極端なことをしました。彼ら狂信者たちの妨害もその会衆の進歩を止めることはできませんでした。264名の伝道者という最高数に達しており,それはその町の46人にたいして一人の証者という割り合いです。―1954年ヱホバの証者の年鑑メキシコより

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