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『メルキゼデクの状』ものみの塔 1954 | 8月15日
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用いることのできる比喩はほとんどありません。それはたしかに恐れと尊敬を感じさせます。
21 詩篇 110篇3節が現在の時にどのように成就しつつあるかを示しなさい。
21 聖徒たちが喜び叫ぶように命じられているのは何も不思議ではありません。(詩 149:5)私たちは平和な千年期の門口に居ります。その日の輝きはすでに視界に示されています。『朝には喜びきたる。』(詩 30:5,英文欽定訳)他のどんな喜びでもシオンの喜びより勝ることは出来ません。偉大な支配者はここに居ります。天に居るヱホバの王なる祭司はこの地の事柄を支配するために権威を引受けます。詩篇記者は強くこう言います。『汝の勢いの日に汝の民は聖なるうるわしき衣をつけ,心より喜びておのれを献げん。汝は朝の胎より出ずる汝の若さの露を持てり。』(詩 110:3,ア標)キリスト・イエスに関する,すなわち彼が保つ栄光ある任務および彼が今なし遂げつつあるところの,そしてやがて彼がなしとげんとするところの,すべての驚くべき御業に関する,この日の予言の驚くべき成就は,祭典の時の任務に際して大祭司が着た聖い美わしい上衣の実体的成就のようであります。ヱホバの御子はこの主なる祭司たちの隊伍を,サタンと彼の悪に対する聖戦へと導いて行きます。新しい国民は,ヱホバの聖霊と愛の働きによつて不思議に,そうです,奇蹟的に生まれて,今存在しています。大勢の新鮮な元気のよい民は,真珠の露のように夜明けの子供たちです。なぜなら,この原文は多産 ― 無数の仲間の思想を有しているからです。そうです,若者の快活さを持ちながら,心から喜んで自分を献げる人々の軍勢が今出て来ました。今は組織された奉仕を行うために神の民を召集する日です。
22 何故ヱホバの新しい国民はそんなに元気がよくて活動的なのですか? ヱホバのこの民をそれほどに満足させるものは何ですか?
22 ヱホバの民は元気のよい活動的な民です。彼らは若い勇士のようであつて,祭司の王の行く所へは何処でも従つて行きます。それは金銭で雇われた軍隊ではなくて,愛によつて奉仕する軍隊です。彼らは聖なる外衣を着ていて,彼らのすべては歌い手であります。彼らはまことに祭司の王の兵士です。彼らは正義をもつて奉仕し,正義の聖い大義のために奉仕し,何物も彼らを止めることはできません。この国民がただ僅かにこの終りの日になつて現われたには違いありませんが,しかしそれは,大群衆が,突然に,思いがけなく,不思議な現われ方をすると,ヱホバが言われた通りなのです。『朝の胎より出ずる』若い子供たちのように,ヱホバの忠信者たちは『聖きうるわしきものをもてヱホバを崇拝』します。(詩 29:2,ア標)ヱホバが天に居られることは私たちを満足させます。彼は天と地の神であります。彼の御子キリスト・イエスは宇宙の王なる祭司であり,メルキゼデクよりも偉大なお方であつて,彼は今即位されて居り,祭司の王として職務を行つて居ります。彼と共に14万4000人の成員が居りましよう。その大多数は今既に天によみがえつていますが,遺れる者はまだ地上に居ます。今は地的追従者である『大なる群衆』が集められています。なぜならこの級を生み出すために,神の恵みは諸国民に向けられているからです。(黙示 7:9-14,新世)間もなくサタンは一千年間縛られて,王なる祭司はその偉大な千年期の安息日を支配して,数百万の地の住民たちに祝福と平和と生命と幸福を与えるでしよう。それゆえ私たちは感謝して,『聖きうるわしきものをもてヱホバを崇拝』しましよう。
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カナダからの報告ものみの塔 1954 | 8月15日
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カナダからの報告
(1954年度のヱホバの証者の年鑑より)
伝道者 1942 9,159 1947 12,093 1952 21,562 1952 24,882
この国での真の崇拝のために戦う戦場の中心点はクェベックでした。昨年の奉仕年度のあいだ,64名の宣教者は20の群になつてクェベックで奉仕をし,迫害,妨害,そして敵意にもかかわらず,宣教について良い証拠を示しました。
牧師がけしかける多くの憎しみも,しばしば明るい経験談と変つています。フランス・カトリックの信者である一組の夫婦は,牧師の言うことを良く聞く教会の住民でした。しかし,ヱホバの証者たちに対して,牧師のした不法の行いについて,裁判所でヱホバの証者はその牧師を告訴していると知つて,その夫婦は以前のように牧師の言うことを聞くものではなくなりました。牧師が,教会で日曜日に次のように言うのをその夫は聞きました『私は皆さんの先生である。それで,そのような証者たちがみなさんのお宅に来る時,追いだしてしまいなさい。』その後少しして,牧師はその夫婦の夫のところに来て,その地方で最も力があり熱心なカトリックであるから,なにかあるものを組織して証者をうち負かし,おい払つてもらいたいとたのみました。その
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