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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1954
塔54 4/1 137–138ページ

キリストの再臨の目的

キリストの再臨の目的は何ですか? キリストは,その再臨の時に何をいたしますか? キリスト再臨に関するこの続きものの記事に出ている前の研究から,私達は次のことを学びました。(1)その復活以来,キリストは霊者であられるので,私達は,キリストが人の状で目に見える臨在をすると期待することは出来ません。キリストの再臨とは,彼が再び地上の事柄に注意を向けるという意味で為されるのであります。(2)聖書の年代表を成就した予言は,キリスト再臨の時は1914年であるとはつきり指し示して居ます。キリスト再臨の目的を理解するのに,之等の事実は良い参考になるものです。

多くの人はこんな風に信じて居ります。すなわちその再臨の時に,キリストは世を審判し,生きている者も死んでいる者も24時間の中に審判し,それから地球は文字通り火でもつて破壊されるであろうということです。その審判の『日』に起ることについて聖書の示す多くの事柄を考えて見る時,ペテロとヨハネの両者が述べますように『その日は一千年であろう。』と結論する方がより遙かに合理的であります。(ペテロ後 3:8。黙示 20:5,6)『地は永久に保つなり。』そして『神は徒然に地球を創造し給わず,これを人の住所につくりたまえり。』と聖書は明白に述べて居ります。このことを考えて見ますと,地の破滅について聖書の述べていることは比喩的なこと,あるいは象徴的のように見做すべきであると結論しなければなりません。この組織制度の破滅を指しているのであつて,文字通りの,惑星であるこの地球の破滅を指しているのではありません。―伝道之書 1:4。イザヤ 45:18。マタイ 24:3,新世。

キリストが最初地に来た時,キリストは神の子として人間に生まれました。キリストは忠実を保つて,信仰を固く持つことにより,そして死にましたが復活を受けることにより,正当な位を得ました。また,キリストは,地と人間に関するヱホバの目的すべてを,ヱホバの予定の時に遂行する神の力を受けました。その予定の時は1914年に来ました,そしてその時以来キリストは,地上の事柄に注意を向けて居り,活動されて居ます。そして,この悪い古い世の完全な終りと,正義の住む新しい天と新しい地の設立を期待し予期して居ります。―マタイ 28:18。ペテロ後 3:13。

その『新しい天』の設立を準備する為に,キリストは,サタンとその悪鬼達とで構成されている悪い古い世に向つて行動を取られました。すなわちキリストは『もろもろの仇のなかで支配し』始めました。(詩 110:2。コリント後 4:4。エペソ 2:2; 6:12)黙示録 12章によると,この行動は天に於ける戦争として説明されています。その戦争はミカエル及び彼に従う天使達と龍及び龍に従う天使達との間に行われ,その戦争の結果は,サタンである龍とその天使達は地に追い落されました。このすべての事は,ただ信仰の目によつて認識されることですが,その結果の一つは明瞭に見ることが出来ます。それは,『地に住む者達には災いである,何故ならば悪魔は,自分の時が短いのを知つて,大きな怒りをもつてあなた方のところに来たからである。』このことは,1914年以来,諸国家の苦難が増し加わつたことにより,はつきりと見ることが出来ます。―黙示 12:12。

そのことを成し遂げて後,キリスト,イエスは審判の業を始めました。それはキリストの霊の体,すなわち神の家或いは宮に注意を向けることによつてです。黙示録 7章と14章によると,そのキリストの霊の体であり,神の宮は14万4000人の成員に限定されて居ります。(ペテロ前 4:17)イエスの譬話の中にある貴い人のように,イエスはその御国を得て後に帰り,その僕達と勘定をしました。(ルカ 19:11-19)五句節からこの審判の時まで,忠実であることを証明し,死んで眠つているすべての者達に報いを与えるということは,彼等に復活を与えるという意味です。聖書には私達に保証してこのように述べて居ります。すなわちキリストにあつて死んでいる者達は,最初に甦えるでありましよう。パウロや他の者達は,義の冠を受ける為に,この日を待ち望んで居りました。―テサロニケ前 4:16,17。テモテ後 4:6-8。

この審判の業は何時始まりましたか? 初臨の時,イエスは,イスラエルの国民に王として自分の身を献げられました,そしてメシヤとして来られた時から,3年と半年の後に文字通りの宮を清められました。それですから,その再臨の時に,同じような時の期間の後,すなわち1918年の春から,キリストは類似の行動を取ると結論するのは,合理的です。(マルコ 11:7-10,15-18)事実は次のことを示して居ます。キリストの忠実な追随者達の小さな一群は,1914年以来の出来事の意味を説明して,世の人の注意を向けさせ,そしてすべての人は,世の王としてキリストを迎え入れるべきであると呼びかけました。大英国の或る数名の著名な牧師さえも,世界の出来事に注意を向け,多分キリストの再臨が非常に切迫している徴候であると述べました。しかし,牧師達はその述べたことを直ぐ否認し,キリスト教国はキリストの代りにシーザー,すなわち国際連盟を選びました。丁度イエスの時代に,不忠実な僧侶達がしたのと同じです。

それから,真のクリスチャン達に対する迫害が来ました。その迫害のために,また神の言葉を解明する増し加わる光りによつて,真のクリスチャン達の中より悪い者達は除去されました。そして,残つた者達は一層清められましたので,彼等は清い手と増し加わる熱心と知識でもつて神に奉仕することが出来ました。(シンゲン 4:18。マラキ 3:1-3)それ以来,事実は次のことを示して居ります。すなわち,忠実な者達は増し加わる光り・よろこび,そして繁栄でもつて,祝福されましたが,それに反して不忠実な者達は益々暗闇にと入り,忠実な者達に対して歯がみをして居ります。

キリストの体の成員であつて,未だ地上に居るこの忠実な遺残者達は,その時以来,神の天的御国が設立されたという良い音信を伝道して居ります。そしてその結果,地上に大きな分離の業がなされて居ります。そのことは,羊と山羊の譬話の中でキリストが予言した通りでした。(マタイ 25:31-46)それで,新しい世の社会は設立されて居ります,それは,この悪い古い世がハルマゲドンの戦いで滅ぼされた後,その後を引き継ぐためであります。(黙示 16:14,16)ヱホバの怒りのその日に隠される為には,彼等は今ヱホバと,柔和と,正義を求めなければなりません。―ゼパニヤ 2:1-3。

ハルマゲドンの時,キリスト,イエスはヱホバの首たる執行者として行動を取られるでしよう。こう述べられています『ヱホバを最高者として認めるのを拒絶する者達に対して,燃える火の中に,報復を加えられる。』(テサロニケ後 1:7,8)この様にして,イエスは,彼の父の至上権を完全に立証するでしよう。そしてヱホバのみが全地を支配する最高者であることを,すべての者に知らせるでありましよう。―詩 83:18。

新しい世でキリストは『永遠の父』となりましよう。それはこういう意味に於いてです。キリストは,従順な者達を導いて,永遠の生命を与え,そして死んでいるが神の記憶の中にあるすべての者を甦すということです。『その政事と平和とは,まし加わりて窮りなし。』そして終には,もはや死もなく,悲しみ叫びも,また苦痛もなくなるでしよう。何故ならば,前の事は過ぎ去つて仕舞うからであります。地が正義の人々によつて充たされ,楽園となつた時,キリストはその政府を彼の父に渡されるのであります。―イザヤ 9:6,7。コリント前 15:25-28。黙示 21:4。

その時,キリストの再臨の目的は全く実現されます。ヱホバの御名は,すべての人によつて崇められるでしよう。神の御国は,全く来て,神の御意は天に於けるように地にも行われるでありましよう。―マタイ 6:9,10。

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